« 2023年3月 | トップページ | 2023年5月 »

2023年4月23日 (日)

春のノビタキ・その5


今年の春のノビタキ、最後はレンゲ畑にやってきた女の子を。
レンゲ畑のノビタキはちょうど10年前に撮りましたが、それ以降は巡り合えず、今回が10年ぶりの2回目です。

お天気が悪く、途中から雷も鳴り出して条件は悪かったのですが、レンゲ畑の中にツンツンと生えるカラシナどまりが撮れたのが収穫でした。
実は、今日も同じレンゲ畑に行ってみたのですが、ノビタキはおらず、他のポイントも全くノビタキは見つけられなかったので今年の春のノビタキは終了となりました。

 


あぜ道に降りたところ。

Nz9_1979ps

 

 

レンゲ畑の中に生えているカラシナにつかまりどまり。

Nz9_1271ps

 

 

こちらはスイバどまり。

Nz9_1917ps

 

 

レンゲ畑とレンゲ畑の間に水路があり、水路脇に捨てられていた農業用肥料の袋の上にとまっています。
別角度からだとノビタキの足元の袋が丸見えなので、レンゲの手前ボケで袋が隠れるポジションを探しました。

Nz9_1133


次にノビタキと会えるのは繁殖地ですが、果たして、いつ行けるのかな。

 

 

 

| | コメント (0)

2023年4月21日 (金)

春のノビタキ・その4


春のノビタキ続けます。毎年書いていることですが、春のノビタキの移動は雄個体が先行して競うように繁殖地を目指し、その後少し遅れるようにして雌が移動してゆきます。
このため、4月の最初の頃は雄個体ばかりを見ますが、4月中旬過ぎになると雌個体の割合の方が多くなります。
今年の4月第3週目の週末も同じ傾向でしたが、今年は春のノビタキの通過の始まりが少し遅かったせいか、雄個体もいつもの年よりも多く残っていました。

というわけで、今回は遅れて近畿地方を通過していった雌個体ばかりを。

 


雌個体が増えたため、カラシナどまりの雌も撮れるようになりました。

Nz9_0021

 

 

 

Nz9_0102

 

 

 

Nz9_0341

 

 

ガマが群生している場所で。黒ノビ君じゃないので写真だけ見るとまるで秋に撮ったような感じですが。

Nz9_1013

 

 

大きな虫を丸呑みしてましたが、なかなか喉を通らないようでした。

Nz9_7585

 

 

飛び出し。

Nz9_7506


春のノビタキ。あと少し続きます。

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2023年4月20日 (木)

春のノビタキ・その3


春のノビタキ、続けます。ハマダイコンの花が群生している場所にはセイヨウカラシナをはじめ、いろいろな植物が生えていて、ノビタキは白い花以外にもいろんなところにとまります。枯れた灌木とかも含めて全部ノビタキのいる情景なので花どまりじゃないなんて言って選り好みせずにいろいろ撮らせてもらってます。

 

枯れ枝どまり

Nz9_8182

 

 

ハマダイコンの群生を広い画角で。
かなり大きな群生に見えますが、一番規模が大きな年に比べると群生はずっと小さいです。

Nz9_5418

 

 

ハマダイコンの花を背景にギシギシどまり。ちょっと背景が近すぎますね。

Nz9_5353

 

 

縦位置で。こちらは背景綺麗にボケました。

Nz9_9389

 

 

今の季節の定番のスイバです。ノビタキよりもセッカでよく撮りますがノビタキも頻繁にとまります。
黄色い花はカラシナとは違う花ですがきっちりと確認してくるのを忘れました。

Nz9_7423_20230420121501

 

 

雄の縦位置カット。

Nz9_8313

 

 

ノビタキがとまっている枯れた植物は調べたけれどよくわかりません。枯れたブタクサかな?
ミゾハギも枯れるとこんな感じになるような気がしますが、ミゾハギはここまで長くは伸びないですよね。
マツヨイグサとは明らかに形状が違います。

Nz9_6112_20230420121201


春のノビタキ、更に続きます。

 

 

 

| | コメント (0)

2023年4月19日 (水)

春のノビタキ・その2


4月に入って第3週目の週末も春のノビタキを探しに出かけました。お天気の方は土曜日は僅かなやみ間もあったものの、ほぼ1日じゅう雨、日曜日は早朝より晴れたものの太陽が出た直後からピーカンのギラギラお天気で、そのあと午前10時頃からは急に厚い雲が覆い出だして雨が降ったりやんだりのお天気となりました。午後の遅い時間には雷も鳴りだして本降りの雨に。4月第2週目のノビタキ探しに続いて、天候的には厳しい週末となりました。

ノビタキの方は春の移動のピーク時にあたる週とあって、数か所で合計25羽のノビタキを見つけることができました。
今さら始まったことではないのですが、春のノビタキに関しては人づての情報頼りで撮影に来るカメラマンがあまりにも多すぎて、ノビタキがフィールドに姿を見せた途端に情報が拡散され、翌日どころかその日のうちにカメラマンが殺到するということが起こっています。Lineなどのメッセージアプリの普及によって、年々この傾向は強くなっているようです。つい先日も、私の知人が地元の麦畑でノビタキを見つけたら翌日にはカメラマンが殺到していたと嘆いておられました。
言うまでもないですが、今回私が見つけた25羽のノビタキは、ネットの情報や人づての情報などに一切頼らず、自分の目と耳と足だけで見つけた個体ばかりですよ。

前週のノビタキ探しでは菜の花やセイヨウカラシナの咲くフィールドを中心とする撮影でしたが、今回の目的は白いハマダイコンの花と一緒にノビタキを撮ることでした。4月に入って最初の週には残念ながら春のノビタキは1羽も見つけることができませんでしたが、4月第1週は、遥々海を越えて帰って来てくれたノビタキに数か月ぶりに出会えるだけで満足で、もともと花と一緒にノビタキを撮ることは目的とはしません。

しかし、この週には撮影以外の大事な目的があります。それは、その後の週で撮影目的とする花の咲き具合や周囲の環境をじっくり見て回ることです。ハマダイコンの花も4月第1週のうちに、複数県にわたって合計10か所ぐらいの群生地を見て回りました。単に花が咲いてるだけでノビタキが入ってくれるほど甘くはなく、周囲の灌木やほかの植物などの分布状態がノビタキが目的とする花の群生の中に入ってきてくれるかどうかに大きく影響します。こういった花の群生地の周囲の植生は毎年状況が変わるので、事前のロケハンも毎年行うことが極めて重要になるのです。

 

さて、前置きはこの程度にして写真の方を。天候がすぐれず、思ったよな理想的な撮影はできませんでしたが、シャッターだけはたくさん押してきましたので数回に分けて写真をアップします。

 

黄色いセイヨウカラシナと白いハマダイコンがもっと混在しているのが理想ですが、セイヨウカラシナは思ったほど分布していません。
黄色のボケも混ざった背景グラデーションが出るように撮影方向を考えて意図的に遠目から撮影します。

Nz9_8298

 

 

これは土曜日の雨降りの日の撮影。雨のせいか、ノビタキは花そのものにはなかなか止まらず、ようやくまともにとまったところ。

Nz9_5444

 

 

これも雨の中の撮影ですが、上のカットとは別のポイントで。

Nz9_7855

 

 

この場所にはすっかり夏羽に変身したアトリの群れが飛び回っていました。

Nz9_8065

 

 

日曜日の厚い雲が湧きだす前のピーカン時の雌の飛び出しシーン。

Nz9_9462

 

 

こちらは土曜日の雨の中での雄の飛び出しシーン。

Nz9_7972


今回はこの程度で。
春のノビタキの写真、もう少し続きます。

 

 

 

 

| | コメント (0)

2023年4月13日 (木)

春のセッカ


春のノビタキを探しに行ったときに撮影したセッカ。
毎年、このフィールドに出向いたときは、ノビタキが見つからなくてもセッカにだけは比較的愛想よくお相手してもらえるのですが、今回は出向くのがほんの少しだけ早くてセッカの活性がまだ低かったのと、週末のうち1日目の土曜日は風が非常に強かったのとで、あまりぱっとした写真は撮れませんでした。

 

 

カラシナにとまる豆粒セッカ君。春の換羽後、まだ尾羽が十分に伸びていない個体です。

Nz9_2425

 

 

以下は、河川の両岸に群生するカラシナ。
頭出しがまだ中途半端なので前かぶりになることが多いです。あと1週間ほど経過するとセッカの活性が増して状況ががらりと変わると思うのですが。

Nz9_4804

 

 

こちらは背景も柔らかな黄色いボケですが、残念ながらセッカのとまった株の花だけが枯れていました。

Nz9_4476

 

 

河川の両岸はカラシナが群生していますが、河川の中央は葦が群生していて、今の時期は枯葦になっています。こういった枯れた葦には頻繁にとまります。

Nz9_4756

 

 

カラシナの先端まで頭出しせずに茎の下の方に潜り込んだ状態でとまっていたので、とまった状態を撮ることはあきらめて飛び出しのタイミングを狙いました。開いた翼の形がいまいちでしたが。

Nz9_4635



これからセッカは本格的な繁殖のシーズンを迎えますが、私は繁殖期のセッカは、基本的に雄以外は撮影しません。例外は雛の巣立ち後、雛が自由に動き回れるようになった時点で巣外での給餌シーンに偶然に出くわした時ぐらいでしょうか。でもそういうシーンに「偶然」出くわすことってそんなに多くはありませんね。多くの場合は、巣立ち前から巣の近くにへばりついているような人によって、巣立ち直後の給餌シーンが撮られているケースがほとんどです。

一夫多妻のセッカでは抱卵や育雛に関わるのは母鳥のみで、雛にとっては母鳥だけがは唯一命をつないでくれる存在です。母鳥がスムーズに巣に入れなければ雛は餌がもらえないだけではなく、ふ化後間もない雛は羽毛がまだ生えそろっていないため、巣に戻ってきた母鳥に体を温めてもらわなければ命の危機に直ちに遭遇することになります。ノビタキなどのように雌雄が揃って子育てに協力する鳥とは全く状況が異なることを理解すべきです。

時々、育雛のために虫をくわえたセッカの雌が草の茎などにとまっているシーンの写真を子育てに忙しくするセッカのほほえましいシーンとしてアップしているような方がいますが、母鳥に対しても雛に対しても虐待以外の何ものでもありませんし、そのようなシーンを得意げにSNS等にアップしているカメラマンは全くリスペクトすることはできません。

セッカの雄は次々と巣を作ってメスを巣に誘い入れるだけで、抱卵や育雛には一切かかわりませんので、セッカを撮るなら雄をいろいろな情景の中で撮影してあげてください。

 

 

 

| | コメント (0)

2023年4月12日 (水)

春のハイイロチュウヒ


ノビタキ探しに出かけた週末の土曜日、強風の中、ハイイロチュウヒが川筋のセイヨウカラシナの群生の上を飛んでくれました。

この場所で春にハイイロチュウヒの雌タイプを見るのは3年連続になります。今回の個体は、虹彩が黄色でしたが、中央尾羽が灰色の羽に生え変わっていたのでハイイロチュウヒの若い雄で間違いないです。

 

 

Nz9_2539

 

 


終わりかけの桜バックにカラシナの群生の上で旋回しましたが、左上隅に人工構築物が入ってしまいました。
このあと、ピントが背景に抜けてしまったため残念ながらこれ以降のカットはボケボケ。

Nz9_2557


この個体が来期、灰色の成鳥雄となって同じシチュエーションで飛んでくれればよいのですが、綺麗な灰色になった頃にはやってこないんですよね。

 



(おまけのチュウヒ)
投稿記事を更新して、チュウヒの画像を追加しました。
ハイチュウ若雄を撮ったのと同じ日です。チュウヒはほぼ毎年ここで見かけます。

Nz9_3490

 

 

 

 

| | コメント (0)

2023年4月10日 (月)

春のノビタキ


4月に入ってから毎年恒例の春のノビタキ探しをしていますが、先週末は1羽も見つけられませんでした。
2週目に入って、ようやく数羽のノビタキを見つけましたが、飛び切りハンサムな黒ノビ君は数カット撮影させてもらっただけですぐに行方不明になってしまいました。

今年の春のノビタキ、例年になく厳しい状態です。次の週末も土曜日はしっかりと雨が降る荒れた天気になるらしいです。天候もなかなか味方してくれませんが、通常であれば4月第3週は春の移動のピークとなるはずなので何とかしたいですね。

 



耕作放棄地? のような場所に群生しているカラシナにとまったイケメン君。
この場所からほんの数十メートルの所に昨シーズンたくさん撮らせてもらった菜の花畑があるんだけど、今年は全く入ってくれませんでした。

Nz9_4234

 

 


河川の枯れた葦どまり。まだ先端の羽が完全に擦り切れておらず、真っ黒になっていませんが男の子です。

Nz9_2849

 

 


1枚目と同じ場所、同じ個体です。

Nz9_4238

 

 

 

ノビタキを豆粒状態で。クリックして拡大表示してもらわないと、ノビタキがどこにいるかもわかりませんね。
背景のピンクは桜です。近くまで行くとかなり散ってしまっていますが、遠めから背景ボケとして入れるには問題なしですね。

Nz9_2793

 

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

« 2023年3月 | トップページ | 2023年5月 »