雪とルリビタキ(第1回冬羽雄)
1月末の降雪時には山だけではなく、平地でもかなりの雪が積もりました。
平地に雪が積もった時にルリビタキを撮影に行く候補の場所が数か所あるのですが、その中から1か所、チュウヒやハイイロチュウヒのフィールドに向かう道中で立ち寄れる都合のよい場所があるので、今回はそちらに出向いてルリビタキを探してみました。
フィールドについて探索を始めるとすぐに雌タイプが1羽見つかりましたが、警戒心が強くて茂みの中や枝込みなど、あまり良い状態で撮影できる様子がなかったので、その個体には固執せずに別個体を探したところ、同じく雌タイプで枝にたっぷりと雪が乗った雰囲気のよい場所にも出てきてくれる個体を見つけることができました。秋から冬のルリビタキの撮影では地鳴きの声を頼りにできるだけたくさんの個体を見つけることが第一で、警戒心の強い個体に無理に固執せずに撮らせてくれる個体が見つかるまで探索を続けることは非常に重要です。
今回はフィールド内の積雪が30センチ近くあり、そのすべてが踏み跡のない新雪状態だったので歩き回るのにも結構労力がいる状態でした。そのため、撮らせてくれそうな雌タイプを見つけてからはその個体に集中し、お昼を回るまでずっと同じ個体を撮り続けました。見た目は雌ですが、時折、高木のてっぺん付近まで行って繁殖期と変わらないイントネーションで囀っていたので間違いなく第1回冬羽の雄個体です。
雪とルリビタキの撮影をたっぷりと堪能させてもらった後、ハイイロチュウヒのいる葦原へと向かいましたが、こちらは日没前に雌タイプが一度至近距離を飛んだのみで、塒入りの乱舞は残念ながら見られませんでした。
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