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2021年5月31日 (月)

麦秋


週末、梅雨の合間の好天だったので、麦秋の小麦畑にセッカを撮りに出向きました。太陽の高度が上がらないうちに麦穂の後ろから浅い角度の逆光に照らされて麦穂が立体的に浮かび上がるのを撮りたくて、4時前に家を出て5時前には目的の麦畑に到着していましたが、残念なことに土曜日の早朝は少しまだ雲がかかっていてお日様が雲に隠れてしまっていました。雲から太陽が顔を出した時には既に太陽の高度が結構高くなっていて思ったような光の中では撮影できませんでした。写真そのものは曇り空の柔らかな光の中での撮影なので、これはこれで綺麗なのですが。午前10時ぐらいまで5時間ほどかけてかなりの枚数の写真を撮りましたが、思ったような写真は全然撮れてないので、到着直後頃に撮った写真を1枚だけアップします。

近畿や東海は平年よりも異常なくらい早く入梅したので、関東もとっくに、と思ってしまいそうですが、関東甲信越はまだ入梅してないんですね。近畿地方も梅雨は少しの間小休止。日中気温が上がると真夏並みに暑いです。これで梅雨が明けたら恐ろしいことになりそうです。

 

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2021年5月27日 (木)

ハナウドで囀るオオヨシキリ


地元の大きな一級河川の河川敷にセリ科のハナウドの花が綺麗に咲きだしたので、セッカやオオヨシキリがハナウドにとまるのを期待して訪れてみた。
残念ながらハナウドの群生の近くでセッカの声は全く聞こえてこなかったが、オオヨシキリは周囲の葦だけじゃなく、ハナウドもソングポストにしていたので、久しぶりにハナウドにとまって囀るオオヨシキリの姿が撮影できた。

 

 

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綺麗な白い花にとまっても、オオヨシキリの鳴き声は相変わらず濁った声で騒がしい。
次は高原に咲くシシウドの天辺で澄んだ声で囀るコヨシキリを撮りたいですね。

 


↓ おまけ画像を追加。
10数年前に高原で撮ったシシウドの天辺にとまって囀るコヨシキリ。

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2021年5月24日 (月)

収穫間近の大麦にセッカ


大麦が色づき、収穫が間近となってきました。例年であれば麦秋と呼ぶべき季節ですが、今年は異例に早い梅雨入りだったため、大麦の麦穂が黄金色に輝く今の季節に雨が多くて撮影チャンスがなかなか巡ってきません。昨日は梅雨の合間の貴重な晴れの日だったので色付いた大麦とセッカの撮影の最後のチャンスだったかもしれません。

小麦も色が変わって赤茶けてきていましたが、小麦は黄金色になる前に黒ずんでしまう傾向が強いです。とくに、梅雨に入ると一気に黒ずむので、黄金色の麦穂を撮るにはやはり大麦の方がいいですが、大麦畑は小麦畑に比べてセッカの個体数が少なく、それに加えて芒が長いので撮影が非情に難しくて昨日も苦労しました。

 

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近畿圏の大麦はあと1週間から10日程で刈り取りが始まると思います。
お天気の良い日に黒ずむ前の小麦も撮っておきたい気がしますが、梅雨空でちょっと期待薄です。

 

 

 

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2021年5月18日 (火)

初夏のノビタキ


異例なほど早い入梅宣言で、季節が一つ進んでしまい、まだ5月中旬なのにもはや初夏とは言えなくなってしまいましたが、初夏に撮ったノビタキを。
撮影場所はバーダーはもとより観光客も全くやってこない人との接触が皆無の撮影ポイントです。撮影場所自体に車を駐車できるので駐車時に人に接するようなこともありません。移動は全て深夜に行う弾丸準日帰り。途中、給油と仮眠はとりますが、人や車が集まる高速SAは使いません。春のノビタキ撮影の時と同様、途中でコンビニ等に寄らなくてよいように、食料や飲み物は自宅を出る際に用意しておきました。
今回の撮影ポイントは人に会うことはないですが、花の季節となるとそうはゆかないでしょうね。

 

雲ひとつのない晴天で、八ヶ岳連峰は端から端まで全てすっきりと見渡せました。

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ここでは定番の赤岳と阿弥陀岳背景。ノビタキのとまった姿勢も理想的。

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枯れススキからの飛び出し。

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飛翔。

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雪山バックに急降下。

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芽吹き始めたカラマツどまり。

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カラマツと雪山。

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2021年5月17日 (月)

藤にオオルリ・その2


先週に引き続き、藤にオオルリ。機材をゴーヨンとNikon1 V3の組み合わせに変えて、35ミリ換算1350mm/F4で撮影してきました。先週の日曜日もこの組み合わせで撮影したかったのですが、残念ならが前日に繰り返しやってきたオオルリ君が寄り付く気配が全くなかったので、1週間おいての再チャレンジでした。
藤の花は1週間前に比べるとかなり傷んでいましたが、それでもまだオオルリとの組み合わせで写真を撮るにはぎりぎりセーフといった感じでした。Nikon1を使って撮り直しをしたのは、テレコン使用やクロップモード使用なしで十分に画素数のあるプリント向き画像を残しておきたかったからです。目的はそれなりに達成できたかなと思っています。連写能力の高いNikon1での撮影なので、撮影枚数は1500枚近くになっていて、全ての画像に目を通せていませんが、ざっと見渡した中から構図やオオルリの顔の向き等が良いと思われるものをピックアップしてRAW現像したものを数枚アップします。

 

 

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近畿地方が史上最速の入梅となり、今年の藤は流石にもう終了だと思います。
今年のような理想的なシチュエーションはなかなか巡って来ないと思いますが、来シーズン以降もどこかよいポイントを探索したいと思います。

 

 

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2021年5月14日 (金)

葱坊主にスズメ


先の投稿でセッカばかりをアップしましたが、せっかくスズメも撮っているので、葱坊主にとまるスズメも数枚だけアップします。セッカと同様に車外からの撮影で前後ボケが綺麗に出るようにカメラ位置を調整しながらの撮影です。因みに、スズメを撮った畑とセッカを撮った畑は異なる場所です。

 

 

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縦位置で葱坊主畑の向こうの背景を画角の上部に取り入れて変化をつけました。

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2021年5月13日 (木)

葱坊主にとまるセッカ


何年も前から構想を持っていて、実際に今年から取り組み始めた葱坊主と野鳥。最初の撮影時は雨の中、車中からの撮影でしたが、車中からだとカメラ位置の高さの調節が自由にできず、前後ボケを綺麗に出せないので、曇りの日に車外から再度撮影してきました。
前回と同様にスズメとセッカの両方を撮りましたが、葱坊主の白さとセッカのお腹の白さとが絶妙にマッチしてとっても綺麗ので、セッカの写真のみをアップします。
いくつかある葱坊主畑の中で、セッカがとまってくれるのは訪れた田園地帯の中では1ヶ所だけしか見つかっていませんでしたが、つい先日、3度目の訪問をしてみたところ、残念ながら全て刈られて畑が丸坊主になっていました。
葱坊主と野鳥は取り組み始めたばかりのテーマですが、今後も何年かかけて突き詰めてゆきたいと思っています。

 

 

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2021年5月12日 (水)

藤にオオルリ


春のノビタキを撮影していた頃から、あちらこちらで藤(山藤含む)を見ていますが、今年の藤はどこに行っても本当に綺麗です。標高や日当たりなどの環境の違いによって見ごろ時期にばらつきがありますが、まだまだ綺麗に咲いているところもたくさんあります。
毎年、藤の季節になると、すっきりと抜けた背景で(←ここが重要!)藤とオオルリを撮りたいと妄想していましたが、今年は運よくそんなチャンスが巡ってきました。


ソングポストの一つでしょう。同じ位置に繰り返しやってきて、よく囀っていました。

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一枚目とは背景が違います。こちらの方がソングポストの木に近い木々を背景に。
1枚目はすっきり、2枚目は色濃く。背景のとりかたによって雰囲気が随分と変わります。

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縦位置ポートレート

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広い画角で

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ソングポストであれば、翌朝もチャンスありと思って、翌日も早朝5時頃に現地に出向いてみましたが、姿も声も全く見聞きできなくなっていました。
撮れるときに徹底的に! やはり野鳥撮影の鉄則ですね。

 

 

 

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コルリとコマドリ


ゴールデンウィーク期間中に撮ったコルリとコマドリ。どちらも撮っただけの証拠写真ですが、撮り直しには行けそうもないので記録用としてアップします。コルリを撮るのは久しぶりでした。

 

コマドリ

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コルリ

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2021年5月 6日 (木)

麦畑のセッカ・その3


引き続き、先日撮影の麦畑のセッカです。Facebookにアップしたものと重なるカットがほとんどですが、麦穂からの飛び出しなど、動きのあるシーンを集めています。

 

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麦穂のセッカ・その2


先日アップした麦穂のセッカと同じ日に撮影した写真の中から縦位置カットを。縦位置にすることで奥行きが出るため、画角の上のスペースに色の違うグラデーションを取り込んだり、遠景の木々や山の稜線、空の青色などを取り込んだりできます。
麦畑の写真はともすると単調になりがちですが、縦位置、横位置にかかわらず、画角の上のスペースをどう見せるかに一番気を使って撮影しています。三脚の脚を全部伸ばして見下ろしで撮っていたら上部のスペースは全く生かせませんし、セッカがとまっている麦穂の前後のボケも綺麗にでません。三脚の脚を縮めて中腰の姿勢で撮ることが非常に多くなるので、一日撮影した後は筋肉痛になります。

 

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2021年5月 3日 (月)

麦畑のセッカ


2年ぶりに麦畑のセッカの写真を撮りました。麦穂にとまるセッカも取り組み始めて早10数年になります。ここ数年では麦畑のセッカを撮る人も徐々に増えてきたように思いますが、これもこちらのブログでの広報活動?の成果でしょうか(^^;

 


ゴールデンウィークの今の時期の小麦はまだグリーンの瑞々しい色をしています。
麦秋の頃の黄金色も魅力的ですが、この時期のグリーンの麦穂がやはりセッカ撮影には一番向いているように思っています。

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得意の開脚どまりですが、麦穂が1本前被りになっちゃいました。少しずつ右に寄りながら手前の麦穂をかわすように微調整してゆきましたが、あともう少し右に寄りきれずに飛ばれてしまいました。麦畑でのセッカの撮影では上下左右で5~10センチ単位でのカメラ位置の微調整を小まめに行うことがとても重要です。

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巣材集めしています。一夫多妻のセッカは雄が次々と巣を作って雌を誘い入れます。
因みに、雌は内巣の最終仕上げ(産座造り)のみを雌自身で行います。セッカの写真はたくさん撮りますが、雌の巣材集めシーンや、巣立ち前の雛に対する雌による餌運びシーンは私は一切撮りません。

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今回はとりあえず横位置カットのみのアップです。

 

 

 

 

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オオヨシキリ


かつてのオオヨシキリのスタジオ。古い葦が決まった時期に刈られなくなってから新緑の葦の生育状況が年によってばらばらになってしまっていたが、今シーズンはオオヨシキリが賑やかに囀り始めるゴールデンウィークに葦の背丈がちょうどよい頃合の高さになってきている。
というわけで、久しぶりに新緑の葦とオオヨシキリの定番シーンを求めてお出かけしました。昨年の古い葦も残っているので、新緑の葦と古い枯葦の両方のパターンを同じ場所で撮影できます。

 

今年生えた新緑の葦。セッカも同じ葦原を縄張りにしている個体が1羽いたが、新緑の葦で開脚どまりしてくれることはなかった。

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昨年の古い葦。背丈がとても高いです。

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縦位置でも。

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ギョシ、ギョシと賑やかです。

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枯葦は空抜けにならないグリーン背景で撮ることが重要です。

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菜の花にとまるオオヨシキリも撮りに行きたいところですが、緊急事態宣言下の今の状況では無理そうです。

 

 

 

 

 

 

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葱坊主にとまる鳥


自宅から15分ほどで行ける田園地帯に一面葱坊主の畑がいくつかありました。玉ネギやネギを収穫せずに放置していると花が咲いて葱坊主になりますが、一面葱坊主の畑は種を採るために意図的に葱坊主にしています。有名なところでは香川県の玉ネギの種の採取畑があります。
葱坊主にとまる鳥の写真を以前から撮ってみたいと思っていて、本気で香川まで出向こうかと考えていましたが、近くの田園地帯でも野鳥がとまるシーンが撮れました。今回はスズメとセッカですが、葱坊主に一番似合うのはヒバリだと思っています。今回は雨降りのお天気での撮影だったのでヒバリの鳴き声も全く聞こえませんでしたが、次は是非ヒバリちゃんがとまっているシーンを撮りたいです。

 

スズメ

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セッカ

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