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2019年4月16日 (火)

春のノビタキーその3


春のノビタキシリーズ第3弾。先週に引き続き、ノビタキを求めて週末にお出かけしてきました。前回のBlogの更新時に、次は白い花で撮れればと書きましたが、そんな目的を持って白い花を咲かせるハマダイコンが群生する河川敷をチェック。土曜日の早朝は濃い霧が立ち込めていましたが、霧の中でノビタキの女の子がハマダイコンの白い花の上にちょこんととまっているのを発見しました。これは幸先良しと期待し、撮影を始めましたが後が続きません。付近を丹念に探しても、他の個体は見つからず、いるのは最初に見つけた女の子1羽だけのようです。おまけに濃い霧は午前7時を回っても晴れず、ようやく霧が晴れかけてきた頃に、工事関係車両が数台入ってきて、ノビちゃんは姿を消してしまいました。

 

早朝5時台。濃い霧の中で見つけたノビタキの雌。

D72_2561s

 

霧が少し晴れかけた時間帯。

D72_3100

 

河川敷を離れ、田園地帯に行って見ましたが、ノビちゃんたちはなかなか見つかりません。そうこうするうちに、気温がみるみる上昇し、ピーカンで陽炎もメラメラしてきました。田園地帯の畑で雄1羽に雌2羽のノビタキを見つけましたが、陽炎の影響で近距離からでも解像せず、全く写真になりません。その後も過去に実績のあるポイント数箇所を探しますが、ノビタキたちの姿はなく、早々にこの日は撮影を諦め、曇り空になりそうな翌朝に期待することにしました。

日曜日に、昨日女の子がいた河川敷へと再び訪れましたが、前日にいた個体は姿を消していて、新たな個体も入ってきていませんでした。春のノビタキの移動はとても早く、1日違いで新しいグループが入ってくることもあるので、それに期待していましたが、すっかり当てが外れてしまいました。

曇り空で光の状態は良いので、昨日数個体を見た田園地帯へ移動しますが、全く姿が見えません。付近の河川敷を探しても見つからず、諦めかけて、どこか近くの桜の花がまだ綺麗に咲く渓谷にオオルリやミソサザイでも探しにでも行こうかと考えた矢先、枯れた葦の先端にノビタキの女の子を発見しました。そのすぐ脇には河川の堤防に沿ってハマダイコンの大群落が延々と続いています。双眼鏡で枯れた葦や柳が雑然と群生するエリアを丹念に探すと、ノビタキがかなりの数いて雄個体も混ざっています。ざっと10羽くらいはいそうです。ここなら待っていれば堤防のハマダイコンの群生に移動してくる可能性があるのでじっくりと待っていると、数羽の個体が白い花の咲く群落の中に入ってきてくれました。その後は、定期的にノビタキが花の中に入ってくるようになりました。途中から雨も降り出しましたが、雨や朝露に備えて最初から上下カッパとゴム長を身に着けていたので雨降る中で撮影を続けました。ノビタキたちが川縁の遠く離れた場所に行って戻ってこなくなるまで、結構長い時間撮影をさせてもらいました。枯れた葦の先端にとまった女の子を見過ごしていたら、そのままこの場所を離れて渓谷へと向かっていたので本当にラッキーでした。以下、たくさん撮影した中から数枚だけアップします。

 

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春のノビタキ。第4弾はあるのかな?

 

 

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コメント

隊長さん、今晩は。
ノビタキシリーズ、堪能させて頂きました。
ノビタキ愛がワンランク違うなぁとしみじみ感じる思いです。
珍鳥ばっかり追っかけているよりも、こういうポイント探しの方が、楽しさがありますよね。

投稿: BILLY | 2019年4月18日 (木) 00時29分

BILLYさん、コメント下さり、ありがとうございます。
ノビタキの渡りのルートはまだまだなぞが多いですね。
春は基本的に日本海側から入ってくる個体の方が数が多いと思っていますが、大阪で河口近くではなく淀川中流域にいきなり現れる子たちは北か南かどっちからやってきてるんだろうといつも不思議に思います。
BILLYさんの地元に現れた子たちも、その後、少し南下するのか、それとも東へ山越えで進むのか、それとも海沿いに北上するのか興味があります。

投稿: 探検隊隊長 | 2019年4月18日 (木) 10時33分

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