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2018年5月25日 (金)

コアジサシの飛翔

自宅から5分程度の池にやってくるコアジサシ。ここは池の周りに木々がたくさんあって、コアジサシの飛翔を新緑背景に撮影できる貴重な場所のひとつです。かれこれ15年近くもこの場所でコアジサシの飛翔を撮っていますが、撮り始めた頃はカメラマンは僕を含めても確か3人しかいませんでした。8年前ぐらいからでしょうか、徐々にこの池にコアジサシを撮りに来る野鳥カメラマンが増え始めましたが、ほとんどの方は池への飛び込みシーン狙いで、コアジサシが池に飛び込むタイミングを狙ってカメラを連写されてます。僕はたとえ飛翔シーンの撮影でも狙いの背景選んで、そのポイントを通過するタイミングを見計らって意識してシャッターを切りたいので偶然要素の強い飛び込みシーンはあまり積極的には撮りません。それに、飛び込みシーンなら緑の木々のない海辺でも撮れますからね。



この池はコアジサシの繁殖場所ではなく、あくまでも餌場で、繁殖場所は池から数キロ圏内の他の場所にあります。ほとんどの場合、大規模マンションや大型商業施設などの建設予定地の工事着工前の土むき出しの羅地などが営巣場所として利用されています。このため、営巣場所も毎年一定ではなく、餌場の池から近い場所に適当な営巣場所がなくなるとこの池にやってくるコアジサシの数も激減したり、たとえやってきても、餌獲りのインターバルがとても長くなります。一時期、この池にコアジサシが全くやってこなくなった期間が数年ありましたが、その頃は数キロ圏内に営巣に適した場所がたまたまなかったのでしょう。
この池から1キロちょっとの場所に数年前に大型商業施設がオープンしましたが、その建設用地もかつてはコアジサシの格好の営巣場所となっていました。工事着工前まではコンスタントにコアジサシがやってきていましたが、この商業施設の建設工事が本格化してからはコアジサシの飛来頻度が減少しました。

今シーズンは、コアジサシの数そのものは大幅に増えたというわけではありませんが、活動はとても活発で餌獲りに池にやってくるインターバルも非常に短いです。原因はこの池から比較的近い場所に格好の営巣場所が新たに出来たためです。僕には思い当たる場所があったので、確認に行ってみたところ、予想どうり何番ものコアジサシがとある施設の建設予定地で営巣していました。その場所は自宅からたった1分の場所で数年前までは田圃で秋にはノビタキもやってきていた場所です。まさかそこがコアジサシの営巣場所になる日が来るとは思ってもみませんでした。この場所の大型施設の建設工事は1年以内には確実に始まるので、コアジサシが営巣するのも今年限りだと思いますが、無事に雛たちが育って巣立っていって欲しいものです。


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コメント

隊長さん、おはようございます。
おっしゃる通り広い工事現場が彼らの繁殖地に選ばれる事が多いようでこちらでも見かけます。近くに最適な場所も有るのですが、チョウゲンポウが独占していて寄り付きません。鳥達も工夫しながら頑張っていますね。

投稿: 山鵜 | 2018年5月26日 (土) 02時58分

山鵜さん、返信遅くなり申し訳ございません。
工事予定地は人も車も入れないように柵がされているのがコアジサシにとっては好都合のようですね。
一過性の繁殖に適した場所を目ざとく見つけるのは感心します。

投稿: 探検隊隊長 | 2018年5月28日 (月) 07時07分

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