雄に求愛されていたセッカの幼鳥
距離が遠かったために写真が鮮明ではありませんが、今年巣立ったと思われるセッカの幼鳥です。巣立ち後かなりの期間が経過しているようですが、等倍拡大して見ると頭頂部には成鳥雌よりもかなりくっきりはっきりとした縦筋が四本ほど入ってます。冬羽になると頭の縦班は成鳥、幼鳥を問わず、どの個体もはっきりしてきますが、肩羽などを見ると、この個体はまだ冬羽に換羽してないようなので、幼鳥と判断されます。
この個体に対して、近くにいた成鳥雄が猛烈に求愛アタックしていました。幼鳥は姿態だけからは雌雄の判別が困難ですが、この子は幼鳥の雌のようです。
セッカは巣立ち後、ひと月半ほどしか経過していない個体も繁殖できます。昨年も8月末頃に同じようなシーンを見ましたが、繁殖期末期になるとこのようなシーンに出くわす機会が多くなります。
セッカの幼鳥雄が幼鳥時に繁殖活動に参加するのかどうかは僕にとってもまだ謎です。幼鳥の姿態の個体が巣材を運んでいるのを見たことはまだありません。
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