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2012年10月31日 (水)

平城宮跡が危ない!!

平城宮跡は私が頻繁に出向くフィールドで、自然の草原が多く、草原性の野鳥の宝庫です。
この秋、宮跡の中央の草原に囲いがされ、なにやら工事が始まるようだなと思っていました。気になってはいたものの、詳しく調べなかったので、今日ネットでちょっこっと検索してみると、なんと中央の草原が埋め立て舗装されるとのこと。ニュース報道もあったようですが、うかつにも私は今日まで知りませんでした。
ここが埋め立て舗装されると宮跡の自然環境は大きく変わること必至です。「平城宮跡を守る会」が立ち上げられ、反対の署名運動がなされていることも今日はじめて知りました。

http://narapress.jp/hjk/#top

上記リンクで埋め立て舗装計画場所がわかりますが、埋め立てられようとしている地点はこの夏もセッカが10羽くらい飛び回っていた場所そのものです。秋にはノビタキもやってきます。
中心部が埋め立て舗装されても周辺部の葦原や草地が残ればそれほど自然環境に変化がないと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。既に工事が始まっているいるのですが、この秋は宮跡内及び宮跡敷地外の隣接する草地で極端にノビタキの姿が少ないのです。おそらく中心部の埋め立て舗装は周辺部の環境にも多大な影響を与えることは間違いないと思います。

というわけで、「守る会」のサイトから署名用紙をダウンロードして本日発送しました。

↓昨年10月撮影の今まさに消失されようとしている場所

P1370855

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2012年10月29日 (月)

コスモス

今年はあまり撮らないうちに終盤を迎えました。華やか&シックに!!

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2012年10月27日 (土)

マヒワ

本日のマヒワ。大きな群れで飛び回っていました。

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2012年10月25日 (木)

GH3も国内正式発表

昨日のV2の発表に続き、今日はパナのGH3が国内正式発表となりましたね。フォトキナ2012に合わせて海外で先行発表されたときの内容からは特に仕様変更はないみたいです。フォーカスピーキングはやはり今後のファームアップ待ちとなるようですね。
ニコンのV2にもパナのGH3にも共通して当てはまるのは、どちらもフル画素での電子シャッターが使えるという点で、いずれの機種も大変魅力があり、使う側としては次々と魅力的な機種が出てくるのも困りものですね。
GH3はオリンパスとの画質比較の対象にされるカメラですが、高感度ノイズ耐性云々よりも低感度のままでもカメラの内部振動を廃除してブラさずに撮れるGH3の方が私は遥かに魅力を感じます。

G5の国内正式発表時に私はこのブログでG5を鳥撮り用のダークホースと呼びましたが、マイクロフォーサーズ機での鳥撮り用カメラの本命はあくまでもGH3の方だと思います。ボディの大きさや価格面でGH3ではなくG5を検討されている方も多いと思いますが、G5を購入するなら多少無理をしてもGH3にしないと後で必ず後悔すると私はここで断言します。その最も大きな理由はセンサーの違いとかノイズ耐性の違いとかそんなことではなく、操作性の違いです。GH3はドライブモードなども含めて独立したダイヤル、ボタン類を充実させたインターフェイスを備えています。この違いが一瞬のシャッターチャンスが命となる鳥撮りでは極めて大きな差となって現れます。G5は実機を触ってその操作性を確かめましたが、直感的な操作という点ではまだまだ物足りない部分が多々あります。この違いは長く使ってゆけば行くほど強く感じるようになるはずです。ダークホースはあくまでもダークホースで本命にはなり得ないことをお忘れなく。

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2012年10月24日 (水)

Nikon 1 V2のここが○、ここが×

本日、Nikon 1 V2が正式発表になりました。マイナーチェンジの噂もあったので、あまり期待はしていませんでしたが、蓋を開けてみると結構いろいろ変わってます。でもって、独断的○×△です。基本的に望遠で鳥撮り用に使うことを想定しての評価なんで、使用目的が異なれば評価も大幅に違ってくることを予めお断りしておきます。また、使用説明書のPDFがまだダウンロードできないので、細かな仕様について不明な点や思い違いの点がある可能性もあります。

画素数増加 ○
1000万画素から1400万画素にアップしたことは歓迎です。V1の1000万画素はプリントを想定した場合、微妙に画素数不足です。1400万画素というのはセンサーサイズとの兼ね合いでいうと絶妙なところではないでしょうか。

連写能力 △→○〈変更)
AF追従で15コマ/秒連写(V1は10コマ/秒)となりましたが、V1では基本的にエレクトロニックHiモードではISO感度等が全てオートしか使えませんでした。おそらくV2も同じ可能性があります。そうなると、普段使いではV1と同じ5コマ/秒となるので、連写能力が大きく進化したとまでは評価できないと思います。フルオートでなくても15コマ/秒で撮れるんだったら○ですが、この点は実機で確認してみないとわからないので現状では△。

〈10月25日修正)
どうやら15コマ/秒以上の高速連写でも露出モードはV1のように強制的にPオートだけにはならず絞り優先オートも使えるようです。ISO感度についてもV1の場合、強制的にISO-A 3200となってしまってましたがV2では制御ができる模様。となると連写能力は最強ということになりますね。

ISO感度 △
上限がISO6400となりましたが、低感度側がISO160始まりとなってしまいました。正直言ってNikon 1自体には高感度ノイズ耐性で大きな期待は寄せていません。電子シャッターでシャッターショックなくシャッターが切れるのである程度の低速シャッターでも困りません。

操作性 △
独立したモードダイヤルが設けられる等、外観上かなりの変更があるので操作性はV1との比較ではある程度向上すると思われますが、Fボタンとコマンドダイヤルの組み合わせで変更する項目って、実際には鳥撮りではあまり変更しない項目が多いので、実際に使ったときにはV1から大幅に操作性が向上とまでは行かないんじゃないかと思います。むしろ、独立した露出補正ボタンをシャッターボタンの近くに設けるとか、AF-ONボタンを設けてシャッターボタンではAF駆動しない設定ができるようにするとかが操作性の向上には必要です。

グリップ ○
外観ではグリップがついたことは大いに歓迎です。横位置から縦位置にカメラを回転させる操作がかなりやりやすくなると思います。もちろん、これはFT1経由で回転式三脚座の着いたレンズを装着したときの話しです。

バッテリーの変更 ×
バッテリーがV1から変更となってしまったのは非常に残念な点です。容量も少なくなってるんじゃないかな。縦位置バッテリーグリップでもオプションで設けてくれていたならよかったのですが。

レリーズケーブル端子なし ×
実はこの点を一番期待していたのですが、V1同様に電子レリーズケーブルは使えません。非常~に残念です。

リモコン受光部 ×
V1にあった背面のリモコン受光部がなくなってしまいました。電子レリーズケーブルが使えないのでリモコン使うことも結構あるだけに残念です。

ベストモーメントキャプチャー機能 △
これは結構面白そうな機能で、飛翔するツバメ撮りなどには大活躍しそうなんですが、V1でスマートフォトセレクターがFT1経由では使用できなかったのと同様に、ベストモーメントキャプチャーはCXマウントレンズでしか使えない可能性があると思います。この点は現状では明らかでないので△。コリメート撮影ではCXマウントレンズを使うので、V2のこの機能を使って今までは考えられなかったデジスコでのツバメの飛翔写真が出てくる気はします。

(11月20日補足)
この記事はやたらとアクセスが多いので、実機確認後の補足を追記しておきます。ベストモーメントキャプチャーは露出やISO感度等は全てオートで、フォーカスについてもマルチポイントのオートフォーカスしか使えません。FT1経由では予想どうり動作しません。
キャプチャーはシャッターボタンを半押し後、ピントが合った時点から将来に向かって1.3秒間キャプチャーされます。従って、シャッター半押し時点より過去に遡ったプリキャプチャーは一切行われません。マニュアルフォーカスが使えないこと、シャッター半押し操作以前のプリキャプチャーは行われないことなどから、ツバメの飛翔撮影等では全く役に立たないことがわかりました。面白い機能ではありますが、あまり実用性はないようです。

ワイヤレス ○
オプションのワイヤレスモバイルアダプターを使うことでスマホ等と接続して携帯端末からカメラ操作ができるようになりました。スマホからのカメラ操作そのものは僕自身はそれほど使用機会はないと思いますが、モバイル接続することでスマホを外部モニター代わりに使える点で○。これは全く僕個人の使用目的にかかわっています。スコープではなく一眼用レンズを使ったコリメート撮影をする場合に、倒立像となるので、これを正立化するための外部モニターとしてスマホが使えるんじゃないかと期待しています。
因みに、スマホからシャッター操作も出来ますが、残念ながら連写はできませんので電子レリーズケーブルが使えないのをワイヤレスで補うことはできません。

(11月20日補足)
こちらも補足です。ワイヤレスモバイルアダプターを使ってスマホ等の端末にライブビュー映像を出力してスマホ等で撮影する場合と、カメラ自体を操作して撮影する場合とは排他仕様となっています。スマホ等にライブビュー映像を出力し、スマホ等でシャッターを切る場合はカメラのシャッターではシャッターを切ることはできません。カメラでシャッターを切る場合にはライブビュー映像はスマホ等には出力されません。また、スマホ等からのシャッター操作は、今のところ対応しているアプリでは半押し操作はできず、画面タッチと同時にフォーカス合せとシャッターリリースが同時に行われます。
上記のような仕様なのでスマホ等を外部モニター代わりにしながら、操作自体はカメラ側でという方法は使えないようです。

ローパスフィルターレス ○
ローパスフィルターレスとなったので解像感の向上が期待できると思います。

とりあえずこんなところで。

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秋咲きヒマワリ

一面ヒマワリ、とはゆきませんが、今年も秋のヒマワリにノビタキ。一面に咲いていたらもっとワイドに撮るんだけどね。

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2012年10月17日 (水)

お蕎麦の花とノビタキのポートレート

関西の蕎麦ももう少ししたら新そばが出回る頃でしょうか。北海道の蕎麦はとっくに収穫されてますね。蕎麦の花とノビタキの撮影に行ったときは可能な限りその地その地のおそばを食べるようにしています。注文は決まって「ざる」です。でも撮影しているときは収穫前だからその年の新そばではないんですよね。今年はもう少ししたら撮影抜きで新そば食べに行こうと思っています。

白い蕎麦の花を白く撮るのって意外と難しいです。極端な暗部が画面内に入らない限りマイナス補正は禁物ですね。露出がアンダーになるということだけでなく、暗くなると葉っぱの緑が花にも色被りして全体のカラーバランスも崩れます。下の画像は暗部のシアン系が強いですが、これは僕の作画意図によるものです。

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2012年10月15日 (月)

カラスザンショウ

カラスザンショウといえば、やはりムギマキ。今年はムギマキが大当たりとなった一昨年の傾向に酷似じている。あの年もエゾビタキがやたらと平地に多く、マヒワも非常に多かった。今年はムギマキがよいのではと早くから予想していたが、信州を始め、各所で例年よりも早く姿を見せているので、予想はある程度当たっているように思う。冬にはベニヒワも期待できるんじゃないだろうか。

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2012年10月13日 (土)

田圃のノビタキ

今日は早朝から夕刻近くまで田圃で農作業でした。二つ隣の田圃にはノビタキが6羽ほど。気になって気になって。農作業終了後にカメラと三脚持って出直しました。ちょうど光が落ち着いてきた頃に撮影となったのでよかったかな。

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好きな鳥なので1枚1枚いつくしむように丁寧に撮ってます。手持ちで適当に動きものをバシャバシャバシャなんてことはとてもする気になれません。

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2012年10月10日 (水)

垂直降下

巷で話題の鳥さんです。フィールドの特徴を生かして、山バックでの垂直降下を。

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2012年10月 9日 (火)

白い蕎麦の花と赤い花

昨日はノビタキの密度の高いフィールドで白い蕎麦の花にとまるノビタキを撮影に行ってました。ノビタキはかなり多く、杭にとまっているノビタキを見渡せる範囲だけで数えても14羽が同時にとまっていました。
蕎麦の方はあまり状態がよくなく、綺麗な蕎麦畑は残念ながらほとんどありません。周囲には彼岸花がたくさん咲いていましたが、時期的には1週間ほど遅く、枯れ始めているものが大半でした。

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彼岸花。ノビタキは比較的よくとまってくれますが、ほとんど枯れていたのが残念。

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2012年10月 7日 (日)

蕎麦畑のノビタキ

紅白交じりの蕎麦の花。ぱっと見は雑草も多くて綺麗な蕎麦畑ではないですが、撮り方次第で素敵な1枚に。ここは一応赤そば畑なんですが、白い花が半分くらい混ざってます。背景は荻の群生とセイタカアワダチソウの群生。この背景はピンポイントでしか撮れません。

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2012年10月 4日 (木)

1/60秒、1/13秒、1/10秒

フル画素をセンサーの上から下まで走査するのにかかる時間です。たとえ高速シャッターを切っても読み出しにかかる時間そのものは短縮できません。

Nikon 1   1/60秒
Pentax Q   1/13秒
Panasonic GH3  1/10秒

Nikon 1は実際には1/60秒よりもう少し読み出しが速いです。

5月26日のブログの記事で載せたセッカの飛び出しのシーンはNikon 1 V1の電子シャッターでの撮影ですが、QやGH3だとこの飛び出しシーンは見た目にわかるくらい歪むでしょうね。

http://kimagure-tankentai.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-9440.html

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