2010年4月29日 (木)
2010年4月28日 (水)
イワヒバリ
イワヒバリはライチョウの山では常連さんだが、冬には少し標高の低いところに降りているので見つからない可能性もと思っていたが、岩の上で囀る姿を発見できた。囀っていなければ見落としていたかもしれない。地面で採餌中のところを撮影しているとちょうどうまい具合に雪がぱらついてきた。
このイワヒバリの撮影だが、囀っているところを発見して撮影を始めると、もう一方カメラマンが合流し、二人で雪に隠れた高山植物を踏み荒らさないように慎重に遠巻きに撮影していた。そこへあとからやってきたカメラマン二人。私たちがなにやら撮影しているのを見て、それがイワヒバリと気付くやいなや、一直線にずかずかと鳥の方へ。高山植物も平気で踏み越え、先にレンズを向けている我々の前を横切って鳥を追い回す始末。これじゃあ撮影もできまいと撮影をやめたが、結局この二人はイワヒバリを追い回した挙句に遠くへ飛ばしてしまった。
2010年4月27日 (火)
ライチョウ雄の肉冠
ライチョウの雄の目の上の赤い部分は「肉冠」といいますが(雌にも肉冠はあるが小さくて目立たない)、この肉冠は興奮状態により大きくなったり小さくなったりします。
下記2枚の写真はいずれも同じ日に同じポイントで撮った同一個体の雄ですが肉冠の大きさを見比べてください。2枚目のカットは雄が雌を発見して求愛ディスプレイをした直後のもので、目の上の肉冠が盛り上がって大きくなっているのがわかります。
因みに上の個体はだいぶ換羽が進んでいて体も白黒まだらになっていますが、体はまだ真っ白な雄個体もいました。上に書いたように、興奮状態になく落ち着いているときは雄の肉冠がしぼんでほとんど見えない場合もありますのであまり夏羽に変わっていない白い雄を見たとき、雌と間違える人もいます。そういうときは過眼線に注目してください。体が白くても嘴の後方から目の後ろにかけて黒いのは雄です。また、雌の方は換羽が進んでくると白黒ではなく白と茶色のまだらになります。
2010年4月26日 (月)
2010年4月25日 (日)
2010年4月24日 (土)
2010年4月23日 (金)
2010年4月22日 (木)
2010年4月21日 (水)
2010年4月20日 (火)
朝霧の中で
早朝6時のフィールド。この日は朝からこの地特有の朝霧が発生し、フィールドのみならず町全体を濃い霧が覆い尽くした。広い河川敷では遠くにいるノビタキも見つけにくく、普通なら霧が晴れるまで車中待機となるのかも知れないが、幻想的なこの霧の雰囲気を撮影しないのはあまりにもったいない。
長靴を履き、上下のレインウエアを着て(こうしないと朝露でずぶ濡れになる)フィールドにくり出す。霧の中の撮影ではテレコン等を付けて長焦点にし、近くからできるだけ大きく写してコントラスト低下を防ぎ、色再現に努める方法と、逆に広い画角で奥行き感のある絵作りをする方法と、両方の選択肢が考えられるが、当然、今回は朝霧の幻想的な雰囲気を出すために後者を選択。
ノビタキも突き出たカラシナの上でちょうど羽づくろいをはじめ、撮影に協力してくれた。
2010年4月19日 (月)
2010年4月15日 (木)
2010年4月14日 (水)
2010年4月13日 (火)
2010年4月12日 (月)
2010年4月 8日 (木)
2010年4月 7日 (水)
2010年4月 6日 (火)
2010年4月 5日 (月)
2010年4月 4日 (日)
2010年4月 2日 (金)
オオジュリン・夏羽に変身中
繁殖地への移動を前に、夏羽に換羽途上のオオジュリン。冬の時期に葦原に潜む頃は葦とうまく同化して外敵から見つかりにくいが、白黒はっきりとコントラストのある夏羽になると目立ちやすく、外敵にも見つけられやすくなる。そんな命の危険をおかしてでも敢えて換羽して綺麗な目立つ姿になるのは雌に自分を強くアピールするため。それほど野生動物にとって繁殖とは大事な活動なんですよね。
人は時として“生きる意味”を自問自答し、その答えに窮して悩みます。これは人間にとって永遠のテーマです。半世紀ほど生きてきた私にもその答えは導き出せずにいますが、本能に従ってただ精一杯生きている野生動物が生きる意味について悩むことはないでしょう。人にとっての永遠のテーマも、とにかく精一杯生きてみない限りはその答えが得られる可能性はないとだけは言えるように思います。
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