2008年5月31日 (土)
2008年5月30日 (金)
2008年5月29日 (木)
2008年5月28日 (水)
鳥との接し方、人との接し方
そろそろ私の居住地近くの神社もアオバズクの季節を迎えます。そこでちょっとした緊急告知というか、募集のお知らせをさせていただきます。
「私の居住地近くの神社」でどこの神社のことかわからない人はゴメンナサイ。これだけでどこのことだかわかる人が対象です。
上記神社のアイバズクを撮影に訪れる人がここ数年非常に増えています。市街地の中の神社で参拝に訪れる人も多く、日中には営巣木の真下で子供たちがはしゃぎ回っているような場所ですので、撮影行為自体が営巣に悪影響を及ぼす心配はあまりない場所です。
むしろ、鳥との接しかたよりも近隣住民を含む人との接しかたの方が重要な場所と考えています。境内に多数の三脚が立ち並び、通行の妨げになると近隣の居住者との間でトラブルになりかけたことも実際にあります。
そこで、自主的に撮影に際して守るべきことを掲示したポスターを作成したいと思いました。野鳥の会とかが時々やるような行き過ぎた撮影規制とかではありませんので誤解しないようにお願いします。元来私は特定のイデオロギーを振りかざした偏った常識人もどきは嫌いな方で、こういった呼びかけも私自身が率先して行なうことには抵抗感もあるのですが、野鳥とうまく接すること以前に人とうまく接することが重要である、という思いからの呼びかけです。
今朝、神社の宮司さんとお話をし、ポスターを作った場合、神社側で適当な場所に掲示していただくという快諾を得ています。
来年以降も使っていただけるように複数枚を作って神社に提供できればと考えています。
サイズはA2サイズとし、ラミネート加工、もしくは屋外耐候性大判プリントとするつもりです。予算として25000円~30000円程度を見込んでいますが、趣旨に賛同し、ご協力いただける方からお一人500円の寄付を募りたいと思います。同時にポスターに使用する当該神社で撮影したアオバズクの写真も募集します(写真は一つのポスターに3~4カットの写真を使いたいと思っています)。
協力してもよいという方は、下記リンクボタンで画像として表示される私のメールアドレス宛にメールでご連絡ください。写真はJPEGファイルでメールに添付してお送り下さい。画素数は問いませんが出力プリントすることを考慮した画素数が必要です。メールのタイトルは単純に「アオバズクの件」としてください。
なお、本日現在私が見た限りではアオバズクはまだ未到着のようですが、時期を失すると意味がないので募集は1週間程度で締め切ります。
メールアドレス表示は下記リンクから
http://homepage3.nifty.com/KIMAGURE/mail.htm
2008年5月27日 (火)
水田のアマサギ・その2
BORG125SDによる水田のアマサギの続きを。焦点距離750mm、35ミリ換算1200mm(キャノンの40Dを使った場合)というのはアマサギのような大型の鳥を撮影するにはやや長すぎるような気がするが、手元にレデューサーがないのでこれ以上焦点距離は短くできない。田植え直後の水田でのアマサギは水面に写り込んだ姿とセットで撮りたいので鳥の大きさは実際の2倍くらいの大きさを見ておかなければならない。アマサギが近づきすぎたときはどうしても水面の写り込みまでは入らないことが多かった。縦位置構図が多くなるのは好みの問題もあるが、水面への写り込みを入れるのには縦位置の方が都合がよいという要素もある。キャノンのハチゴーロク(800mm/F5.6)ではさらに焦点距離が伸びるわけだが、天体望遠鏡とは違ってレデューサーを使って焦点距離を短くするという技も使えないことを考えると800mmという焦点距離は用途がかなり限定されるように思われる。
アマサギに限らず水田の鳥は田植え直後の今の時期が一番綺麗だと思う。毎年言っていることだが畝筋(苗の植えられた直線状の筋のこと)を綺麗に出すにはあまり苗が伸びすぎない方ががよい。撮影する方向も畝筋と平行もしくはやや斜めに構えるのが基本。畝筋と垂直方向の位置に立ってしまうと綺麗な筋が全く出なくなる。
畝筋が綺麗に見えるうちにタマシギも見つけたいのだが、なかなかそう簡単には見つけられないようだ。アマサギは図体がデカいので多少稲が伸びても見つけられるが、タマシギは稲が伸びてくると休耕田以外では見つけるのも不可能になる。
まだまだ一杯あるけれど、この程度でおしまいに。
2008年5月26日 (月)
2008年5月25日 (日)
カンムリカイツブリ
昨日に続いてモニター使用中のBORG125SDによる撮影に出向く。脚周りまで含めると約12キロとなるこのシステムは、アップダウンのきつい山での撮影にはつらく、比較的平坦なところで撮影できる被写体を選んで撮影に臨んでいる。
今日は昨日からの雨が予想通り朝まで残っていたが、昼前にはやむであろうと目論んでカンムリカイツブリの親子を探しに行った。途中、田植えの終わったばかりの田んぼでアマサギの群れを発見したので前半はアマサギの撮影の没頭してしまった。おかげで、目当てのカンムリカイツブリを発見したときには天気はすっかり回復し、きつい逆光の難しい露出状況になってしまった。
カンムリカイツブリの親子は6月に入ってからの方が見かける頻度も増えるようだが、親の背中に乗っかる雛の姿を撮影したかったので、本日の撮影となった。あまり遅い時期だと雛が大きくなりすぎて親の背中には乗ってくれなくなる。
撮影はいずれもBORG125SD+1.4倍テレコン+EOS 40D。35ミリ換算で1680mm相当。
2008年5月24日 (土)
ハヤブサ
モニター品として借受中のBORG125SD。専用1.4倍テレコンも一緒に送られてきたのだが、まだ一度も使っていなかった。製品モニターを引き受けたのだから一度くらいは使っておかないとお話にならない。というわけで、何か距離のある被写体をとハヤブサの撮影に。まあ、しかし距離があると言っても限度あり、さすがに100~200メートルも離れているとノートリミングでは被写体が非常に小さい。BORG125SDに専用1.4倍テレコンをつけ、撮った画像をさらにトリミング。テレコンを入れるとフォーカスエイドも効かなくなりフォーカッシングは自分の目だけが頼りになるが、相当な距離があっても天体鏡筒による画質は劣化が一眼専用レンズよりも遥かに少ないように感じる。
話は全く変わるが、このところ、いろいろなブログで「○○の△△」のように撮影場所と野鳥の名前を組み合わせたタイトルで写真をアップする記事をよく目にする。ブログにわざわざ撮影場所を記載する意味合いがどこにあるのだろうか。ほとんどの場合、撮影場所を記載することはその人自身にとってもマイナスになれプラスになることはない。アクセスランキングなんていうどうでもいいものが世に存在するために撮影場所を記載することでアクセス数の増加を狙っているのかも知れないが、全くナンセンスな話。一方には、ネットサーフィンで翌日行くフィールドや撮影目的の鳥を探そうとするのも悪循環に一役かっているように思われる。しっかりとした目的意識をもって何をどのような状況で撮影したいかが定まっていないためにネットサーフィンで行き先、被写体を選定してしまっているのではなかろうか。
2008年5月23日 (金)
2008年5月22日 (木)
声はすれども・・・
新緑の青葉が生い茂る季節。野鳥の囀りが山間部にこだまするが、“声はすれども姿は見えず”の状態にいらいらすることがしばしばある。そんなときは声を録ればいいじゃん、ということでリニアPCMレコーダーを調達しました。
最近はどこの大型家電量販店に行ってもiPodをはじめとする小型携帯音楽プレーヤーが所狭しと並んでおり、人気の高さをうかがわせますが、今回の調達品は聞く方ではなく録る方に重点を置いた全くカテゴリーの違う製品。ICレコーダーなんていうのが以前からありますが、あくまでも会議などの録音用で音質はたいしたことありません。リニアPCMレコーダーは未圧縮録音ができ、一番音質のよいモードで録音すればCD以上の音質になります。
いろんな機種が各メーカーから出てますが、音楽生演奏ではなく野鳥の囀り録り用として候補にあがった機種はSONYのPMC-D50、三洋のICR-PS1000M、そしてオリンパスのLS-10の3機種。スペック的にはSONYとオリンパス、価格と軽さでは三洋ということになりますが、SONYは大きさがあまりにもデカ過ぎ。音楽プレーヤー的な使い方で電車の中でも使える機種が希望だったのでオリンパスと三洋で迷いました。三洋は100グラムを切る軽さがとても魅力。オリンパスは 96kHzのサンプリング周波数にも対応していてスペック的に三洋に勝るが値段は1万円ほど高い。しかし、よく見るとオリンパスには波形編集ソフトがおまけでついてくる。この波形編集ソフトは単体で購入すると実売価格で8000円弱する。さらに、オリンパスは別売リモコンの発売予定があるが三洋にはそれがない。大きさも三洋ほどは小さくないもののSONYのデカさに比べれば許せる範囲で三脚穴も本体についている。
ということで最終的にオリンパスのLS-10となりました。外付けマイクは買ってないですが、ビデスコ用に随分以前に買ったSONYのコンデンサマイクがあるのでしばらくはそれで様子見してみます。早起きしないと意味ないんだけどね。今朝も寝過ごしました。
電車の中で音楽プレーヤー的な使い方もできる機種を希望と書きましたが、実は私は電車の中で周りの迷惑も考えずに大きな音で音楽聞いている奴が大嫌いです。そういうのを見かけるとインナータイプのヘッドフォンのコードをはさみでプチっとちょん切ってやってニッコリ微笑みかけたくなります。特にドラムの音なんかは音漏れしやすく、とても耳障りですね。
私が電車の中で聞きたいのはいろんな鳥の囀りや地鳴きなどをランダム再生で再生させ、なんの種かを聞き分けるトレーニングをするためです。音楽と違って音漏れの心配はほとんどないと思います。
2008年5月21日 (水)
2008年5月20日 (火)
2008年5月19日 (月)
2008年5月18日 (日)
特集・シロチドリ
シギ・チドリのマニア?にとっては珍しくもなんともないシロチドリですが。私はチドリ類の中でもシロチドリがなぜかとても好きです。識別のポイントとなる胸の首輪が途中で途切れていることとも無関係ではないような気がします。前から見たときなんとなくツンツンととんがっていない優しい“ほんわか”とした雰囲気があり、その点がお気に入りのポイントです。
ハマヒルガオとシロチドリのショットを撮りたいと思ったのはスリースーズン前のこと。しかし、実際に狙ってみるとこれがなかなか難しいのです。ハマヒルガオは浜辺の奥の方に咲くので水際の方には花は咲いていません。シロチドリは浜辺の奥の方で産卵、子育てするのでこの花と絡んでくれる可能性はほかの鳥よりは高いのですが、人が近づくと水際の方に移動し、そして大きく飛んで場所を移動してしまいます。花との絡みはなかなか根気の要る撮影になります。
因みに、昨日は朝日に輝く海の上を飛翔する鳥も撮りたくて、午前2時前に家を出ましたが、早朝は思っていた以上に曇り空で水平線を真っ赤に染める朝日は拝めませんでした。
2008年5月17日 (土)
2008年5月16日 (金)
アオジ
5月に入ってもまだ蕾のヤマザクラ。その枝込みの中で盛んに囀っていたアオジ。半端な枝込みではなく、本当に枝が込み合った奥の方にとまっていたので普通ならレンズを向けようとも思わない状態ですが、あえて至近距離まで寄って撮ってみました。このアオジさん、囀りに夢中だったためかどんなに近くに行っても逃げません。アオジのとまっている枝のちょうど真下まで行って上を見上げると手が届きそうです。
アオジの囀りは普段なかなか耳にすることはないですが、本当に綺麗な声で囀ります。昨年の6月末にレンゲツツジが開花し始めた頃の高原で囀っていたアオジは声もその姿もとても印象的でした。
話は変わりますが、今朝は早起きしてどこかに撮影に行こうかと目覚ましを4時40分に合わせていました。珍しく目覚ましどおりに目を開けたら外は既に明るくなっていました。近くのフィールドにカワセミを撮りに行くとか、スーツ姿で公園散歩し、そのまま出勤とか頭をよぎったのですが、結局どこへも行かずに二度寝しました。今日早起きしたらきっと明日は起きられないと思ったためです(そんじゃぁ最初っから4時台に目覚まし合わせるなって言われそうですが)。明日は是非とも日の出前に海に到着したいと思っているので、今日は無理をしないようにとの選択でした。
2008年5月15日 (木)
2008年5月12日 (月)
2008年5月11日 (日)
撮影はお休み
今週末はお天気が悪いということもありますが、ゴールデンウィークの谷間に届いた新しいワークステーションのセッティングなどをやっていたため撮影はお休みです。CPUの性能が一気にアップしたこと、搭載メモリーも4GBと十分積んだことから今までいらいらしていたRAW現像ソフトも全くストレスなく動くようになりました。搭載のビデオカードの対応解像度が使っている液晶モニターの解像度(1600×1024)に対応していなかったのが誤算で、ビデオカードは別のものに入れ替えを余儀なくされました。もともと搭載していたビデオカードはNVIDIAのなかでもハードウェアアクセラレーションに対応したQuadro仕様だったので何か別のマシンで使おうと思います。1600×1024表示にも対応した上位のQuadroを調達するには最低でも7~8万の出費が必要となるのであきらめました。
写真は上記のお題とは全く関係のないキジ。オオヨシキリのフィールドにいつもいるキジですが、普段は鳴き声だけでなかなか姿を見せてくれません。5月3日の早朝にフィールドに到着したときフィールド脇の車道から姿を発見したので茂みに逃げ込まれないように慎重にアクセスし、少し遠目から撮影しました。
2008年5月 9日 (金)
オオヨシキリのスタジオ第2幕
ゴールデンウィーク後半に蕎麦処の探鳥地に行った帰り、高速のサービスエリア等で仮眠をとりながら時間調整し、早朝5時頃に自宅から約30分のオオヨシキリのスタジオにたどり着くように帰って来ました。
フィールドに到着すると前日の雨でたっぷりと水分を含んだ敷地一面を幻想的な朝霧が覆っていました。オオヨシキリのいる葦原も朝霧が覆い、そのなかからオオヨシキリのにぎやかな鳴き声が響き渡っていました。
霧が出ていても近くの葦にとまったオオヨシキリはファインダーでもはっきりと見え、葦原の奥の方は霧で霞んで不思議な奥行き感がありました。太陽が徐々に高度を上げるにつれて葦原の表層付近の空気の温度が上昇し、一定の温度に達すると朝霧は見る見るうちにすーっと消えてゆきます。朝霧が消え始めてから全部消えるまでわずか1分ほど。広大な敷地全体を覆いつくしていた朝霧が一瞬にして消え去り、ぎらぎらとした初夏の太陽が照りつけ始めます。午前5時40数分頃には朝霧は完全に消え去りました。自然がおりなす1時間足らずの朝のドラマです。
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