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2008年3月 6日 (木)

札幌近郊の小鳥達

釧路から札幌への移動が大雪のために大変だったことは昨日のブログに書いたとおりだが、翌2月25日は今回の遠征の最終日。札幌の天候は昨日とは打って変わって良好。ただ、前日の晩飯時にすし屋で仕入れた札幌交通事情によると月曜日は通常よりも渋滞するとのことであり、ドカ雪による各所の除雪作業も予想されたため、あまり多くの場所を回ることはできない状況となっていた。
本来なら札幌で1日半かけて数箇所のフィールドをじっくり見て回るつもりだったのだが、移動に時間がかかって非効率となるので行き先をぐっと絞ることにした。朝一はイスカが出ているという情報を元に近くの公園でイスカ探し。残念ながらイスカは既にいなくなったのか探し方が悪かったのか、発見に至らず。
2箇所目は札幌の中心街から少し離れた郊外の公園へ。目的地が近づくにつれて街路樹のナナカマドが目立つようになってきたが、ナナカマドの実はほとんど残っておらず。僅かに残る実をツグミが食べに来ていた。
公園に到着してもお目当てのレンジャクの姿はなし。雪深い遊歩道を森の奥の方へと池沿いに入って行き、先に来ておられた地元のバーダーさん達と一緒に小鳥類の撮影をすることとした。
札幌近郊には探鳥地としても有名ないくつかの公園がある。しかし、近郊の公園というのはいずこも同じで、確かに色々な鳥が出るのだが、それは近郊ゆえに地元の人が何度も足を運ぶことができ、その結果としてあそこではあれが見れる、これが見れるという情報が広まったもの。大阪城公園では春と秋の渡りの時期にはコマドリをはじめ、色々な鳥が見れるというのは事実であっても、東京からふらっと一日だけやってきたバーダーが必ずその日に綺麗なオオルリやキビタキをバッチリ撮影できるかというとさにあらず。札幌の近郊公園だって程度の差はあれ同じことが当てはまるのだ。都市公園での野鳥探しはやはりある程度の日数をかけて通う事がどうしても必要になる。
とはいうものの、午後3時前までのそれほど長くはない時間帯のなかでハシブトガラ、シマエナガ、シロハラゴジュウカラ、ミヤマカケス、ヤマゲラ、など普段みることができない鳥の観察ができたのはやはり札幌ならではといえるだろう。

ハシブトガラ。コガラとほとんど見分けがつきません。北海道にはハシブトガラ以外にコガラもいることはいるが、数はハシブトガラの方が圧倒的に多い。見分けがほとんどつかないので、札幌で見たのは有無を言わせずハシブトガラとしてしまいます(笑)。
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シロハラゴジュウカラ。本州で見るゴジュウカラよりもおなかの部分がずっと白いのが特徴。
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数日前にも登場いただいたシマエナガ。やっぱり可愛い!!
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こちらはアカゲラ。おなかの白い北海道の亜種エゾアカゲラの可能性もあります。
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同じくキツツキ類よりヤマゲラ。残念ながら出てきてくれたのは頭のてっぺんが赤くない♀個体でした。
ところで、皆さんはキツツキ類の尾羽の特徴はご存じかな? キツツキ類は尾羽がしっかりと固く、木の幹にとまる時2本の足で木の幹につかまると同時に尾羽を幹に押しつけます。これで足2本としっかりと固い尾羽の合計3点で体を支えます。これによって力強く木を嘴で突っ付くことが可能となるわけです。
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ミヤマカケス。本州のカケスと同様、体の割りに臆病で一瞬しか姿を見せてくれず、枝被りの証拠写真だけを1枚。
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最後は札幌のヒヨドリ。私以外誰もレンズを向けていませんでしたがヌルデの実を食べるヒヨドリとヌルデの位置関係がよかったのでパチリ。こういうのを“シャッターチャンス”と感じるかどうかの違いの方が写真を撮るものとしてとても重要な要素だったりします。
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トラブル続きの札幌レポートは以上。
明日からのブログは舞台を再度道東に戻します。

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コメント

こんばんは
自然に逆らわずに旅行。。。いいですね。。。
時の流れが違うように思えます。
そして鳥さんたちもみんな自然でヤマゲラさんは白目じゃないんですね。
行ってみたいな、北海道!(本当に行ったことないんです)その前に県北に行くのが先ですね(^_^;)

投稿: でつ | 2008年3月 6日 (木) 18時31分

でつさん、こんばんは。
公園、と一言で片付けてしまいましたが、ここは本当に自然がいっぱいです。木にはあまり雪が被っていませんでしたが足元は膝上ぐらいまでずっぽりと雪で埋まります。結構歩くのも大変でした。そんな中での野鳥撮影。本当に楽しいひと時です。

投稿: 探検隊隊長 | 2008年3月 6日 (木) 20時56分

こんばんは。北海道帯広市のちょんぱぱと申します。
北海道遠征の記録、羨ましく読ませていただいています。

この記事の冒頭に出てきたのは、間違いなくハシブトガラですね。
私も野外ではハシブトガラとコガラの識別に悩まされていますが、写真にすると意外と悩むことはありません。

次裂風切の色合いと頭部の艶加減で識別するのが最も確実ですが、足の太さや会合線の色合いは実物を並べて比較しないと判りません。(^^;

爆弾低気圧の直撃を受けられたようですが、海鳥の観察は穏やかな天気よりも荒天直後の方が楽しめます。
こんな時は海岸に向かわないと勿体ないかも。(^^;

シマフクロウやエゾフクロウは、地元の者でも情報は隠匿していますが、そんな中でも確実に押さえているのは流石ですね。

道東の記録、楽しみにしています。(^^)

投稿: ちょんぱぱ | 2008年3月 6日 (木) 22時21分

ちょんぱぱさん、こんばんは。ご訪問ありがとうございます。
コガラは日常よく訪れる大阪一高い山の常連さんなので何度も観察、撮影しているのですが、ハシブトガラは北海道のお知り合いなどに投稿いただいた写真を拝見していただけで、実際に目にしたのは今回が初めてでした。
コガラは道内では少ないと聞いていますが、実際ハシブトガラと比べて道内でコガラを見かける頻度はどの程度なのでしょうか。平均気温の違いはありますが、関西で見かけるコガラも平地ではほとんど見ることはなく(ヒガラは平地にもよく出ますが)、ある程度標高のある山で生息しています。
道内でも標高の低い場所ではハシブトガラが中心で、少し高いところにはコガラも生息しているという傾向があるのかも知れないですね。

投稿: 探検隊隊長 | 2008年3月 6日 (木) 23時23分

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