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2007年9月 4日 (火)

直線コースのツバメ

日曜日、3箇所転戦の1箇所目の田圃。左手は稲の実った水田。その右隣が休耕田。休耕田はあまり手入れがされてなく、右側は草がいっぱい。休耕田の左端から幅1.5メートルほどのところだけ縦に真っ直ぐに開けて草がない。陸上の直線コースのように真っ直ぐに空いている。このスペースをツバメが向こうからこちらに低空飛行で真っ直ぐ飛んでくる。見ていると何度も同じ行動を繰り返しているので直線コースのこちら側で三脚を低くして置きピンで待ち構えた。
逆光気味だったためか顔がうまくでなかった。この光では置きピン位置をもっと手前にとって大写しにしないと顔が綺麗に出ないようだ。再度粘ろうとしたが、ふと見るとチョウゲンボウが2羽飛んでいたのでツバメ撮りは終了。

Img_0905_2

秒間6.5コマの連写能力はツバメ撮りには十分か?
結論からいうとツバメ撮りには若干不足。連写中のコマ間にピント位置が入ったとき、コマ間の時間はできるだけ短いほうがピントのズレ量は小さくなる。秒間6.5コマだとそのズレ量がまだ大きい。D3のクロップ時秒間11コマはこういう状況では相当な差が出そうだ。

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コメント

ツバメの速さは時速30〜50キロぐらいですよね.
キヤノンのサイトには動体予測AFの追従能力の数値が載っていて,Kissクラス以外は
サンニッパ使用時で時速50キロで8mまで追従出来ることになっています.
距離が変わると追従能力はどうなるかというと,10Dについては資料があって
グラフで与えられています.

 http://www.canon.co.jp/Camera-muse/tech/report/200304/200304.html

時速50キロで8mという数字は,機種ごとに最大連写速度が変わっても同じなので,
このグラフはたぶん他の機種でも使えるはずでしょう.
そうすると,7mなら時速40キロ,6mなら30キロ,5mなら20キロまで大丈夫です.
1.6倍機で300mmなら6mでフレームサイズが大体45cmx30cmとなって,ツバメにちょうどいいです.
正面からの場合,大きく撮ることはAFフレームに捉えるためにも大切ですが,
1.3倍機だと5mまで寄らないと大きくならず,これではツバメのスピードについて行けません.
40D用にEFサンニッパを買えば,ツバメの正面もAFで楽々ですよ,きっと.(^o^)

投稿: m125 | 2007年9月 4日 (火) 22時10分

m125さん、こんばんは。
大変参考になる資料のご紹介ありがとうございます。EFサンニッパですか。中央クロスセンサーはF2.8までで最高精度になるのでとても欲しいレンズではありますが、ニコンのサンニッパと両方持つのは結構負担ですね。今後、ニコンに行くかキャノンに行くかはD300を見てからになると思いますので、今の時期はあまりレンズに投資できそうもありません。
しかし、それよりも私の場合もっと大事な問題点が。このツバメの飛んでいた幅約1.5メートルの直線コースでさえ、ツバメは右に左にとうねりながらこちらに飛んできます。真っ直ぐ向かってくるといっても実際には相当ローリングしながらの飛行です。理論値どおりに動体予測AFを効かせようと思ったら相当に高度なフレームワークが必要になりますよね。なかなかこれは私には難しいと思います。
また、仮に理想的なフレームワークができたとしても右に左にローリングしながら飛んでくる被写体に理論値どおりに動体予測AFが働くかもかなり疑問があります。向かってくる列車などでは相当正確なのだろうと思いますが。
ニコンの3Dトラッキングというのは被写体の動きに追随してAFフレーム自体が動くということですが、これがどの程度のものなのか興味あります。

投稿: 探検隊隊長 | 2007年9月 4日 (火) 22時47分

さすが探検隊隊長さん,簡単には引っかかりませんね.(^o^)
仰る通り,理論値はあくまで理論値であって,理想的な撮影状況でないと
実現出来ないでしょうね.小鳥が変則的に飛んでいる状況は,理想からは
ほど遠いと思います.

ところで,上の写真は単純置きピンで連写したものでしょうか?
単純置きピンの場合,前ピンの状態から適当に連写してピントが合うためには,
被写界深度として最低でも連写間隔にツバメが移動する距離分必要になります.
時速30キロは秒速8.3mですから,秒6.5コマなら1.3m,秒11コマなら75cmの
被写界深度です.被写界深度は許容錯乱円の径の取り方で結構変わりますが,
ネット上の被写界深度計算機

 http://www.dofmaster.com/dofjs.html

によると,APS-C機では300mmレンズ,距離10mでは,F18〜F32まで絞らないと
達成出来ません.晴れ(EV14)でSS1/400sでも,ISO800〜2500の高感度撮影です.
距離15mまで離れるとF8〜13でいいので,同じく晴れ(EV14)でSS1/400sなら
ISO160〜400で撮れるようになり,かなり実用的です.
しかし,距離15mというのはフレーム横幅1mを超えますから,ちょっと遠いですね.
そこで大きく狙おうと思って500mmレンズを使うと,距離15mでもF22〜45が必要
となり,またしても高感度撮影になってしまいます.

結局,現状一眼レフの連写速度程度では,適当に連写してツバメの正面に
ピントを合わせるには,高感度で思いっきり絞るか,小さく撮るかの
いずれかになってしまいます.
正面から大きく綺麗に撮るには,やはりシャッターを切るタイミングを正確に
見極めるというのが,常套手段ではないでしょうか.
連写に頼れるとすれば,単純置きピンよりも,連写しながらフォーカスリングを
グイッと回すことだと思います.私の経験では歩留まりが大きく違いますよ.
秒速8mともなると結構大胆に回す必要がありますが,慣れるとこれがまた面白く
なりますので,是非,お試しあれ.

ちなみに秒60コマなら被写界深度14cmあれば適当に連写してもピントが来ます.
上の被写界深度計算機で,カシオ試作機と同じ1/1.8型センサー機のA80などで
計算してみると,実焦点距離90mm(35mm判換算432mm), F4, 撮影距離5m
(フレームサイズ40x30cm)で,被写界深度は15cm確保出来ます.
直焦点に改造して,180mmレンズ,F4, 10mでも同じ被写界深度です.
この試作機の場合,プリキャプチャー込みで連写コマ数は35コマ(0.58秒)まで
らしいですが,タイミング的に多少ズボラに,置きピンした位置の4mぐらい
手前で連写開始しても,フレームに捉え続けられる限りジャスピンが1枚撮れて
しまいます.
フル画素の秒60コマ連写時は動画画質のようですから画質的には大きな期待は
禁物ですが,ツバメの正面ぐらい,少し頑張れば誰でも撮れるようになるん
でしょうね〜 あくまで理論的にですが.(^o^)

投稿: m125 | 2007年9月 5日 (水) 18時20分

はははは、もちろん単純置きピンでございます。
ご指摘のようにツバメの飛行速度とコマ間時間、その間にツバメが進む距離を考えてみたことはなかったですが、数値でみると置きピン連写でピントが合うのがいかに偶然のたまものかということがよく分かりますね。
連写中のフォーカス補正は横に飛んでいるのや斜めにとんでいるのなら多少ついて行けますが、まっすぐ向かってくるツバメではとても難しいです。不意にフォーカスリングを回しすぎ、それにあわてた次の瞬間には逆にツバメにフォーカスポイントを追い抜かれていたりします。
ごくたま~にうまく撮れた写真だけをピックアップして見ていると端目にはそんなに技量の差はないように見えるのかもしれませんが、m125さんの飛びもの撮影の技術が私より遥かに遠いところにあることを私が一番痛感してます。
はしばしでお聞きする撮影のテクニックがものすご~く参考になっていますので、今後もいろいろ教えてくださいね。

カシオの試作機はバッファ容量等がネックになりそうですが、CMOS提供元であるソニーがどんな形で出してくるかが見ものですね。撮像素子以外の要素の部分で各社の力の入れように大きく差が出るので各社の動向も楽しみです。

投稿: 探険隊隊長 | 2007年9月 5日 (水) 19時05分

長くなって恐縮ですが,話のついでに書かせて下さい.

> 置きピン連写でピントが合うのがいかに偶然のたまものか・・・

上の計算は100%の確率でピントが合うように計算しましたが,
「実際の撮影での被写界深度」と「連写間にツバメが移動する距離」の比を考えると,
前ピン状態から適当に連写してもピントが合う確率が分かりますよ.
たとえは,1.5倍機で300mm, F4, 10mなら被写界深度は17cmですが,
秒速8.3mのツバメは秒5コマ連写の連写間に1.7m移動するので,17/170=10%の
確率でピントが合います.D200やD2Xノンクロップモードがこれですね.
D300の秒8コマでは連写速度通りに確率16%にアップしますが,D2Xのクロップモードは
秒8コマでもクロップによって被写界深度が13cmに減少するので(ノンクロップ時と
と同じサイズにして鑑賞するのが前提です),確率は12.5%にしか上がりません.
D3のクロップモード(DXサイズ)なら秒11コマ連写で確率は22.5%にアップします.
D3は画素数控えめですが,D2Xと単純にピントの歩留まりを比較すると
差は結構ありますね.

D2Xはお店でしか触ったことがないので私には分かりませんが,ノンクロップモードと
クロップモードの歩留まりの関係は実際にはどうですか?

私の場合,秒8.5コマから秒10コマにアップグレードしたわけですが,
体感的にMFの歩留まりアップを感じられませんでした.
上と同様に計算すると1〜2%しか確率が上がらないのですから,それも当然ですね.

投稿: m125 | 2007年9月 5日 (水) 23時25分

m125さん、重ね重ねありがとうございます。
D2Xのクロップとノンクロップの歩留まりですが、感覚的にはやはりクロップの方が歩留まりはいいように感じます。ただ、必ずしも数値的に裏付けられたものではなく感覚的なものに過ぎませんので自分が感じているのと実際の結果とが違っているかもしれません。
感覚ついでにいうなら、向かってくる被写体での撮影ではなく飛びもの全般についてみると、ノンクロップで秒5コマ連写しているときのほうが落ち着いてピント合わせできているかもしれません。横方向での飛翔などの場合3コマ程度ずつの小分け連写をしますが、そんな時、かえって秒5コマ連写くらいの方がリズムがとりやすい場合があります。

投稿: 探検隊隊長 | 2007年9月 5日 (水) 23時57分

隊長さんとm125さんのやりとりの中で、
『投稿 m125 | 2007年9月 5日 (水) 18時20分』の中に
『晴れ(EV14)』という
くだりがありますが、これはどういう意味でしょうか?

数字の14の意味や晴れとはどの程度の晴れなのか、EVとは露出?(何とかvalue?という意味なのか、
よければおしえていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

投稿: ejisan | 2007年9月10日 (月) 07時48分

ejisanさん、こんにちは。
EV値とは絞りとシャッタースピードで制御される露光量を数値で現したものと定義されます。ISO100で、絞りF1、シャッタースピード1秒のときにEV値0と定義されています。
定義自体は上記のとおりなのですが、もう少しわかりやすく理解しようと思うと、ISO100、絞りF1、シャッタースピード1秒の時に適正露出となる明るさがEV値0になると理解したほうがわかりやすいかもしれません。
晴天時のEV値は14くらいと言われますが、これも晴天時はEV値14になるように絞りとシャッタースピードを決めれば適正露出になるというように理解したほうがわかりやすいかもしれません。
EV値14の晴れというのは普通の晴れ。つまり雲一つない快晴まではゆかない晴れとイメージしてください。快晴の場合はだいたいEV値15くらいになります。
ISO100、絞りF4、シャッタースピード1/1000秒だとEV値14になります。同じISO100で絞りF5.6、シャッタースピード1/500秒でもEV値14になります。普通の晴れの時はEV値がだいたい14と頭に入っているとマニュアル露出で絞り値とシャッタースピードを決め打ちできます。

投稿: 探険隊隊長 | 2007年9月10日 (月) 15時00分

隊長さん
ありがとうございました。
とても勉強になりますが、考えるとよくわからなくなりそうですm(__)m。

『普通の晴れの時はEV値がだいたい14と頭に入っているとマニュアル露出で絞り値とシャッタースピードを決め打ちできます。』というのはいいですね。こんどやってみようと思います。

ISO、F、SSの各値を使って EV値を算出する計算式というのを調べてみたんですが、数式の世界ですね。

絞りF1のカメラなんてあるんでしょうか?

EV値というのはカメラに表示されるものではないんですね?

最後に、EV値0とか22とかいうのはかなり暗い世界、真っ暗闇?の世界なんでしょうか?

投稿: ejisan | 2007年9月10日 (月) 18時32分

隊長さん
ひとつ教えてください、
といってもいつも教えていただいてばかりなんですが・・・

このような飛翔の撮影の時はPLフィルターは使った方がいいんでしょうか?
それとも不要なものなんでしょうか?

よろしくお願い致します。

投稿: ejisan | 2007年9月14日 (金) 12時10分

飛翔撮影に限らず、私は野鳥撮影でPLフィルターを使ったことはありません。
南国の海などで真っ青な空を飛ぶ鳥などで使ったら綺麗かもしれませんが。超望遠レンズでは差込式なので使い勝手がイマイチかな。

投稿: 探険隊隊長 | 2007年9月14日 (金) 12時38分

隊長さん
ありがとうございました。
私はほんとに素人なものでして下記の点を確認させてください。

『超望遠レンズでは差込式なので使い勝手がイマイチかな。』
というのは、
超望遠レンズを使用する時のフードは差し込み式なので、PLフィルターを回転させる時はイチイチ差し込み式のフードをはずさなくてはならず、それが面倒というか、そういう意味で使い勝手がイマイチということで、いいんでしょうか?

お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。


投稿: ejisan | 2007年9月14日 (金) 16時02分

フードは関係ありません。差込式というのはレンズの先端に付けるフィルターじゃなくって、レンズのやや後方にフィルターを差し込む部分のあるやつのことです。
ゴーヨンなんかでは対物レンズの口径は13センチ近くもありますのでレンズ先端につけるフィルターなんてないわけです。

投稿: 探険隊隊長 | 2007年9月14日 (金) 17時04分

隊長さん
ありがとうございました。
鏡面の写真や川、水面への写り込みなどを見てますと、PLフィルターは常用されているんだなぁとばかり思ってました。
それしてもフィルターなしでとてもきれいですね。

投稿: ejisan | 2007年9月15日 (土) 12時40分

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