欲しいもの
マミヤプレスのレボ雲台(レボルビング雲台)。以前からずっと探しているのだが見つからず、入手できていない。マミヤプレス専用に設計されたもので、マミヤプレスを乗っけると光軸を全くずらさずに縦位置、横位置のカメラローテーションができるというブツである。オークションでもごく稀に出品されることがあるのだが、気づいたときには既にオークション終了というのが過去に3度ほど。全国の中古カメラショップを丹念に回れば見つかるのかもしれないが、このブツのために全国行脚するわけにもゆかない。
現物はこんな感じ。写真はオークションからの借用です(既にオーナーさんではなくなっておられる出品者さん、ゴメンナサイ)。
なぜこのブツが欲しいかというと、SONYのDSC-R1をデジスコで使うときの縦位置・横位置切り換えに使いたいため。DSC-R1は一眼レフではなく範疇としてはレンズ一体型コンデジの部類に入るのだが、現時点で世にでているコンデジの中では唯一、APS-Cサイズ並の大型撮像素子を備えたカメラであり、写りの方は下手なデジ一眼よりも綺麗に写るとても出来のよいカメラだ。レンズ一体型で5倍ズーム(35ミリ換算24mm~120mm)で、尚且つ、一般的なコンデジに比べてレンズ口径が大きいため、デジスコで使うには超ロングアイレリーフのKOWA VA2と組み合わせることになる。カメラ本体も一般的なデジ一眼並の大きさと重量があり、これに一体型のレンズがつくため、スコープとの接続はユニバーサルマウントシステム等でカメラの三脚座とスコープの三脚座を繋いでしまう必要があるが、こうするとカメラを横位置から縦位置に変えられない。
普段から野鳥撮影では圧倒的に縦位置で撮ることのほうが多いので、なんとか横位置と縦位置とを変えられるようにできないかと思案した挙げ句、目をつけたのがこのレボ雲台だったというわけだ。因みに野鳥撮影で縦位置で撮るのが多いのは、多くの場合、野鳥のとまる草等が地面から縦に伸びているためで、その線を意識して縦位置をとることが多くなる。もう一つの大きな理由は画面を縦に使ったほうが奥行き距離が長くなるのでボケ幅の範囲が画角内で横位置より縦位置の方が大きくなるため。そんな理由で私の場合、撮る写真の半分以上が縦位置なわけです。もちろん、好みの問題というのも大きいのですが。
このレボ雲台はマミヤプレス用の専用設計なのでSONYのR1に使った場合、レボルビング時に若干光軸のずれが生ずると思われるが、プレート等を間に咬ましてリングで構成される円の中心と光軸とを最初に合わせてしまえば、回転による光軸ずれをなくすことができるんじゃないかと思っている。
因みに海外メーカーであるReally Right Stuffからは下記のような製品もでている。こちらはカメラの取付位置をスライディング機構で調整できるようになっているので容易に光軸合わせができ、いろんなカメラに汎用的に使えるが、その分お値段の方も半端ではない。マミヤプレスのレボ雲台は発売当時の標準価格は12000円と結構リーズナブル(といっても今から30年以上も前の標準価格なのだが)な値段だったようだが、オークションでは15000円~20000円程度で取引されている。
http://www.reallyrightstuff.com/CRD/index.html
さて、私の欲しいこのブツ。もしどなたかがお持ちで、使う機会もないから適価で譲ってあげようという方がいらっしゃれば是非お声をおかけください。また、中古カメラショップで見かけたよ、という方も是非お知らせを。
| 固定リンク
コメント
はじめまして。
わたしは出品者じゃ有りませんが、見かけました。
ちょっと高いですね。
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/119119983
投稿: とおりすがり | 2008年12月10日 (水) 19時41分
とおりすがりさん、教えていただきありがとうございます。
このマミヤプレスのレボ雲台はマミヤプレス用の専用品のため他のカメラで光軸合わせをする機構がありませんが、その後、より汎用性の高いレボ雲台を見つけ、調達しました。こちらのブログでも下記固定リンクで紹介している製品です。
http://kimagure-tankentai.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_4535.html
今回出品されているものよりもずっと高いですが、使用目的には合致しているので納得しています。
投稿: 探検隊隊長 | 2008年12月10日 (水) 20時29分