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2007年7月29日 (日)

道北の野鳥その4

道北での野鳥撮影。初日は空港についてから夕刻まで1~2時間を空港近くのポイントで過ごす。道北で撮りたかったツメナガセキレイがすぐに見つかるがシマアオジの姿はなく、予想通りエゾカンゾウもほとんど終わっていた。
2日目は早起きしてまだ誰もいない上サロベツの原生花園を歩くがノビタキやツメナガセキレイはいるもののシマアオジは声すら聞こえず。こちらでも黄色い花はほぼ終わっていた。観光客が増え始めたので場所をいくつか移動するが、遠征2日目半ばにして、どうもシマアオジを見つけ出すのは難しいと感じ始める。本当はサロベツを拠点にあまり移動しないで撮影するつもりでいたのだが2日目を終えたあたりから、この後もあまり変わり映えしないのではないかと思えてきたので、遠征3日目は少し遠出をして大雪山系の旭岳を目指すことに。

温泉に入った後、早目に就寝し3時間程仮眠して、午前1時に出発。旭岳までは滞在地のキャンプ場から4時間程度かかる。ロープーウェイの始発は午前6時だが、現地には始発の1時間前の午前5時には到着していたい。国道40号線と道央道を経て、ほぼ予定通り午前5時に旭岳温泉に到着する。公営駐車場には10台程度の車が既にとまっていたが、ロープーウェイ乗り場のある建物の前にはまだ人はいない。
何人かがロープーウェイ乗り場の建物の前で並びだしたので私も急いで準備をして後に続く。しばらくして観光バスが数台やってきた。バスからは団体の登山客が続々と。あっという間に乗り場前は200人近くの行列に。旭岳に上るロープーウェイはイナバの物置じゃないが、100人乗りの大型で、金剛山なんかのロープーウェイの2倍近くの大きさがある。それでも多くの登山客が短い夏の山上を目指して押しかけるので、6時の始発に乗ろうとするなら充分に早い時間に乗り場に出向いて並んでおく必要がある。あと30分到着が遅れていたら始発には乗れなかっただろう。

ロープーウェイが山上の姿見駅に近づくにつれ高い木々は少なくなり、やがて森林限界を向かえ、山上では低いハイマツが覆う地形となる。旭岳からは噴煙がもくもくと立ち昇っている。
山上駅のデッキに降り立つと盛んに囀る野鳥の声がすぐ近くから聞こえてきた。ノゴマだ。サロベツ周辺では一度しか見かけなかったが、ここでは相当な数がいるようだ。
小さい岩がごろごろした遊歩道を歩いてゆくと初見のギンザンマシコがハイマツの上で囀っている。ここを目指した目的の鳥の早速の登場に少々感激する。しばらくは遊歩道をぶらぶらと歩いて鳥の状況を見るが、遊歩道からはハイマツの上の野鳥は見上げる位置になり、どうも撮影には宜しくない。旭岳は先にも書いたとおり既に森林限界を超えているので高い樹木もなく、展望台からほぼ周囲が360度見渡せる。野鳥を探すには一段高い展望台が最適なので、このあとは同じ展望台でじっと動かずに鳥待ちすることに。展望台といってもそれほど高い位置にあるわけではなく、周囲の岩場やハイマツを少しだけ見下げる位置関係になるので鳥が出てきたときには撮影はしやすい。

展望台で待っていると、少し離れたハイマツのてっぺんなどでノゴマが盛んに囀る姿を目にした。お目当てのギンザンマシコも展望台からすぐ近くの岩の上で囀ったり、ハイマツのてっぺんで松の実を食している姿が見られた。時には展望台の周囲の手すり付近までやってきてカメラのフレーム内に収まらないことも。
展望台では後からロープーウェイで続々と登ってくる観光客がひっきりなしにやってきて噴煙を上げる旭岳をバックに記念写真を撮っているので、一人静かに鳥見というわけには行かないが、それでも充分堪能できた。
旭川で宿泊するならともかくも、また約300キロほど離れた滞在地のキャンプ場まで戻らなければならないので、午前11時を過ぎた頃に山を降りた。予定外の山行きとなったが、無事ギンザンマシコも撮れてめでたしめでたし。

憧れのギンザンマシコD2x_0532

D2x_0483

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雌雄で彩餌中
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最接近
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コメント

風格のある素晴らしい小鳥ですね!一見派手なようですが周りの風景に溶け込んで見えます・・・不思議。
隊長さんに撮ってもらえて得意げにポーズをとっているようです^^
夏の大雪山・・・やっぱ行って見たいなあー!でも無理だろうなあー(涙)

投稿: TOSHI | 2007年7月29日 (日) 18時52分

TOSHIさん、こんばんは。
夏の大雪山。高山植物も綺麗でとてもいいところですよ。是非一度訪れてみてください。

投稿: 探検隊隊長 | 2007年7月29日 (日) 22時59分

いいですね!
憧れの鳥ギンザンマシコ、羨ましいですよ。
何時になるかわかりませんが見に行きたい私には
隊長さんのリポートとても参考になります(^_-)-☆

投稿: fukino | 2007年7月30日 (月) 22時00分

シマアオジ同様、このギンザンマシコもいつまでこの場所で見れるかわかりませんね。環境は年を追うごとに悪くなっているようですので、機会を見つけて是非会えるうちに会いに行ってください。

投稿: 探検隊隊長 | 2007年7月31日 (火) 09時46分

説明してくれている場所からルートを辿って、ようやく「どこからどこまで」移動されたのかMAPソフトで確認できて夜中に驚きの声を上げてしまいました。すごい行動力ですね。
でも、この写真が撮れることが分かっていたのなら無理して走ろうという気持ちも分かりますが、行って見なくては分からなかったわけでしょう?
写真のすばらしさと隊長さんの行動力に乾杯!!

投稿: ぱわすて | 2007年8月 3日 (金) 21時11分

ぱわすてさん、こんばんは。
返信が大変遅くなって申し訳ございませんでした。顔z区キャンプでしばらく留守にしておりました。

ギンザンマシコ。往復2800円払ってロープーウェイに乗っても見れない時は見れないようですので、1発で見れたのはラッキーだったかもしれません。

投稿: 探検隊隊長 | 2007年8月 7日 (火) 21時34分

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