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2007年7月31日 (火)

道北の野鳥その6

道北の野鳥シリーズもいよいよ終盤。3泊4日の遠征の最終日は滞在地となったキャンプ場をじっくりと見て回ることに。未練がましく早朝から原生花園にシマアオジを探しに行くという手も頭をよぎりはしたが、せっかく雰囲気のよいキャンプ場に滞在しているのに、場内を一度も見て回らずに帰るのは忍びない。ということで、最終日は薄暗いうちから起きて荷物の整理を済ませ、三脚担いでキャンプ場内をぶらぶらと。滞在地のキャンプ場は大きな沼の畔にあり、キャンプ場から通ずるサイクリングロードをてくてく歩いて行くとウッドデッキの観察台のある小さな沼に通じる。バンガローが立ち並ぶ場内の林だけで結構な鳥種がいたが、サイクリングロードを歩いている途中でもノビタキやベニマシコ、コヨシキリなどが見られた。そんな中、今回はキャンプ場で見た猛禽類を数種アップします。

先ずは普通のトビ。あまり使われている様子もなく、黄色いお花畑と化したグランドゴルフ場で。
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上空を飛ぶトビに混ざって、一羽雰囲気の違う鳥が。チュウヒか?
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キャンプ場の横の大きな沼の対岸の木を塒にしていたオジロワシ。
時々上空を飛び、沼のカモなどを虎視眈々と狙っている。
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思い切りトリミング
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比較的近くを飛ぶ。
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沼のカモを狙いすましてホバリング。
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眼下のカモたちは大パニックとなって逃げまどう。
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さて、狩の結果や如何に?

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2007年7月30日 (月)

道北の野鳥その5

前回に引き続き、大雪山は旭岳での野鳥を。今回は旭岳でそこら中にいたノゴマを。ノゴマは春と秋の渡りの時期には大阪市内の都市公園でも見られるが、茂みの中や地面をちょろちょろしているのがほとんどで、ノゴマはそういうところに居るものだと思っている人も結構多い。繁殖地でのノゴマは草原の草や花の先端で囀っていたり、松の梢で囀っていたりするので、ノゴマを探すときに地べたを探すようなことはない。
道北遠征では、このノゴマももちろん撮影したい鳥の一つだったわけだが、欲を言えば、山でのノゴマではなく草原でセリ科の花などの先端で囀っているノゴマをぜひとも撮りたかった。わざわざ遠征して野鳥撮影をする目的は珍しい鳥を撮ることにあるのではなく、普段見れない美しい風景のなかで野鳥を撮影することにあるので、今回は私的には少し残念な結果に終わった。とは言うものの、ハイマツの先端で囀るノゴマも、これはこれで普段はなかなか出会うことができないシチュエーションなのだから、あまり贅沢を言うとどこかから石でも飛んでくるかもしれない。

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ノゴマ♀個体も
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2007年7月29日 (日)

道北の野鳥その4

道北での野鳥撮影。初日は空港についてから夕刻まで1~2時間を空港近くのポイントで過ごす。道北で撮りたかったツメナガセキレイがすぐに見つかるがシマアオジの姿はなく、予想通りエゾカンゾウもほとんど終わっていた。
2日目は早起きしてまだ誰もいない上サロベツの原生花園を歩くがノビタキやツメナガセキレイはいるもののシマアオジは声すら聞こえず。こちらでも黄色い花はほぼ終わっていた。観光客が増え始めたので場所をいくつか移動するが、遠征2日目半ばにして、どうもシマアオジを見つけ出すのは難しいと感じ始める。本当はサロベツを拠点にあまり移動しないで撮影するつもりでいたのだが2日目を終えたあたりから、この後もあまり変わり映えしないのではないかと思えてきたので、遠征3日目は少し遠出をして大雪山系の旭岳を目指すことに。

温泉に入った後、早目に就寝し3時間程仮眠して、午前1時に出発。旭岳までは滞在地のキャンプ場から4時間程度かかる。ロープーウェイの始発は午前6時だが、現地には始発の1時間前の午前5時には到着していたい。国道40号線と道央道を経て、ほぼ予定通り午前5時に旭岳温泉に到着する。公営駐車場には10台程度の車が既にとまっていたが、ロープーウェイ乗り場のある建物の前にはまだ人はいない。
何人かがロープーウェイ乗り場の建物の前で並びだしたので私も急いで準備をして後に続く。しばらくして観光バスが数台やってきた。バスからは団体の登山客が続々と。あっという間に乗り場前は200人近くの行列に。旭岳に上るロープーウェイはイナバの物置じゃないが、100人乗りの大型で、金剛山なんかのロープーウェイの2倍近くの大きさがある。それでも多くの登山客が短い夏の山上を目指して押しかけるので、6時の始発に乗ろうとするなら充分に早い時間に乗り場に出向いて並んでおく必要がある。あと30分到着が遅れていたら始発には乗れなかっただろう。

ロープーウェイが山上の姿見駅に近づくにつれ高い木々は少なくなり、やがて森林限界を向かえ、山上では低いハイマツが覆う地形となる。旭岳からは噴煙がもくもくと立ち昇っている。
山上駅のデッキに降り立つと盛んに囀る野鳥の声がすぐ近くから聞こえてきた。ノゴマだ。サロベツ周辺では一度しか見かけなかったが、ここでは相当な数がいるようだ。
小さい岩がごろごろした遊歩道を歩いてゆくと初見のギンザンマシコがハイマツの上で囀っている。ここを目指した目的の鳥の早速の登場に少々感激する。しばらくは遊歩道をぶらぶらと歩いて鳥の状況を見るが、遊歩道からはハイマツの上の野鳥は見上げる位置になり、どうも撮影には宜しくない。旭岳は先にも書いたとおり既に森林限界を超えているので高い樹木もなく、展望台からほぼ周囲が360度見渡せる。野鳥を探すには一段高い展望台が最適なので、このあとは同じ展望台でじっと動かずに鳥待ちすることに。展望台といってもそれほど高い位置にあるわけではなく、周囲の岩場やハイマツを少しだけ見下げる位置関係になるので鳥が出てきたときには撮影はしやすい。

展望台で待っていると、少し離れたハイマツのてっぺんなどでノゴマが盛んに囀る姿を目にした。お目当てのギンザンマシコも展望台からすぐ近くの岩の上で囀ったり、ハイマツのてっぺんで松の実を食している姿が見られた。時には展望台の周囲の手すり付近までやってきてカメラのフレーム内に収まらないことも。
展望台では後からロープーウェイで続々と登ってくる観光客がひっきりなしにやってきて噴煙を上げる旭岳をバックに記念写真を撮っているので、一人静かに鳥見というわけには行かないが、それでも充分堪能できた。
旭川で宿泊するならともかくも、また約300キロほど離れた滞在地のキャンプ場まで戻らなければならないので、午前11時を過ぎた頃に山を降りた。予定外の山行きとなったが、無事ギンザンマシコも撮れてめでたしめでたし。

憧れのギンザンマシコD2x_0532

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雌雄で彩餌中
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最接近
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2007年7月28日 (土)

道北の野鳥その3

今回の道北遠征は3泊4日の日程。エアーは関空-稚内の往復で、行きの便はちょっと遅く、午後4時に稚内空港到着でした。レンタカーの手続きや市内での買出しなどの時間を考えると初日の撮影はせいぜい1~2時間で実質3日間の撮影となります。
現地での移動手段はレンタカーで宿泊はサロベツ原野近くのキャンプ場のバンガロー。一人で使用するには充分過ぎる広さのバンガローで1泊1200円と超格安。普段家族で行くキャンプ場とは大違いです。安いからといって施設が充実していないというわけではなく、管理等も含め非常に清潔で快適なキャンプ場でした。

撮影機材は一部をのぞき、ヤマト運輸のヤマト便でレンタカーの営業所に事前発送しておきました。機材はプロテックスのハードケースに入れて送ります。中敷のスポンジを機材の形にくりぬいて使うようになっており、このケースにいれて発送すれば衝撃等の心配は無用です。また、今回はバンガロー泊ということだったので、機材と一緒に寝袋や蛍光灯ランタン、着替えなどをクーラーボックスに詰めて、クーラーボックスごと機材と一緒に事前発送しました。クーラーボックスの中身はレンタカーを借りてから小さくなる布のバッグに詰め替え、クーラーボックスを空にして、市内のホームセンターで飲料その他の食料を調達します。北海道に荷物を発送するときは通常より日数がかかるので事前に所要日数を確認しておかないと間に合わないことがあり、注意が必要です。特にヤマト運輸の場合、宅急便ではなくヤマト便の場合は1日程度余分に日数がかかります。その代わり荷物が2つになっても2つの重量合計で料金計算し、いわゆる「ニコイチ」の荷物として送れるので結果的に料金が安くなります。またヤマト便でないと高額な機材等は充分な保険がかけられないので、この点でもヤマト便で送るのが正解です。三脚は出発直前まで使うので持ってゆきましたが空港で預けるときは手渡し扱いにしてもらいます。

3泊4日の日程で基本的にはサロベツ原野とその周辺ポイントで撮影をするつもりでしたが、サロベツ原野だけであれば2泊3日でも充分な気がします。3泊4日程度の場合だと行きは稚内、帰りは旭川というように往路と復路で空港を変えたほうがいいかもしれません。
今回の遠征ではシマアオジが撮れればと思っていましたが、初日、2日目と終わった段階で早々にシマアオジは諦めてしまいました。そのため3日目は予定外に旭川まで足を伸ばすことに。といっても、旭川で宿泊したわけではないのでキャンプ場から旭川まで往復日帰りとなりました。最終日もシマアオジ探しはせずに、まだじっくりと見ていなかったキャンプ場内を探索するのに時間を費やしました。旭川まで行ったときの野鳥の写真とキャンプ場内での野鳥の写真は後にアップするとして、今回は下サロベツ、上サロベツの原生花園以外でのサロベツ周辺の野鳥をアップします。

カワラヒワ。この鳥もこんな感じで花にとまると絵になります。
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ノゴマ。草原で見たのはこの1回のみ。
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ベニマシコ。北海道で見るベニマシコはとにかく赤い。冬場に地元で見る個体とは大違い。
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コヨシキリ。この鳥も確実に見れるだろうと思っていたが、時期的なものか意外と出が悪かった。
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2007年7月27日 (金)

道北の野鳥その2

道北遠征で一番よく見かけた鳥はノビタキ。原野はもとより海辺近くの原っぱ、道路脇などいたるところでノビタキに出くわした。黄色いエゾカンゾウが咲き誇っていたらとても絵になったのだが、時期的にはひと月弱ほど遅かった。白い花は比較的よく咲いており、ノビタキがとまることも多かった。
サロベツ原野を中心とするフィールドで、ノビタキ、ツメナガセキレイは相当優先種と思われるが、ノゴマもかなりの確率で見られると期待していたのに反し、ノゴマを見たのは稚内に到着した当日の夕刻に一度だけだった。草原で囀るノゴマを是非とも撮りたかったのだが、この点は非常に残念だ。因みにノゴマは別の場所でこれでもかというくらい出てきたのだが。

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2007年7月25日 (水)

道北の野鳥その1

道北方面に遠征に行ってきました。時期的にはベストシーズンからひと月ほど遅い遠征とあって、花もあまり綺麗に咲いていませんでしたが、思いつきでエアーの手配をしているので贅沢なことはいえません。とりあえず順次アップして行きます。因みに残念ながらシマアオジの画像は最後まででてきません。あしからず。

ツメナガセキレイ(キマユツメナガセキレイ)
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2007年7月18日 (水)

PayPal

PayPalって皆さんご存じでしょうか? 海外通販などの決済システムでアカウントを作成しておくと海外通販や海外のネットオークションなどの決済に非常に重宝します。私は以前よく海外ネットオークションのeBayを利用していたので、eBayでの決済用にPayPalアカウントを取得しました。海外でのネット通販でもPayPal対応のショップは多数あり、それどころか、ところによってはPayPal以外での決済では日本から注文することが難しいところもあります。なので、PayPalのアカウントは一つ取得しておくと大変便利です。以前は英語のサイトしかありませんでしたが、現在は各国用のサイトがあり、日本語サイトもあるので、アカウントの作成も容易にできると思います。

https://www.paypal.com/j1/cgi-bin/webscr?cmd=_home

ごく最近、私は下記のようなビーンズバッグを発注しました。現物は私のお知り合いが既に入手しておられたので、フィールドで見せていただいたことがあり、とてもしっかりしていることを確認していました。自分でも作れないかと思っていたのですが、家のミシンの調子がわるく、結局注文してしまうことになりました。これから夏場を迎え、干拓地等で車内から野鳥の撮影をするにはとても活躍しそうなアイテムです。

Beanbag1

http://www.birdsasart.com/blubb.htm

上記のビーンズバッグを取り扱っているArthur Morrisでも決済にPayPalが使えます。国際オーダーの場合、発注元によって国際送料が微妙に異なるので日本から発注した場合の送料込みの値段はメールで事前に確認しておく必要がありますが、送料込みの金額の確認さえとれれば、あとはサイトにあるPayPalのアイコンをクリックし、注文したいアイテムと金額を入力して、PayPalにログオンすれば簡単に決済ができます。送付先住所もPayPalのアカウント作成時に登録している住所が自動的に表示されるようになっているので非常に簡単です。送料込みの金額を確認するのに英文のメールを送る必要がありますが、極簡単な内容のメールで十分通用します。下記に簡単な例文を紹介します。

Hello

I would like to order ○○○○(注文したいアイテム).
I have an acount of PayPal. So I can pay for you via PalPal.
Please let me know price with shipping charges to Japan.
My address is as follows.

○○○○○○○○(住所を英語表記で。住所は番地、町、区、市、都道府県、国の順で)
○○○○(名前。アルファベット表記で)

Thanks

だいたいこんな感じで通じます。因みに、Arthur MorrisのサイトトップのURLは下記のとおりですが、いろいろと興味深いアイテムが揃っています。

http://www.birdsasart.com/index.html

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2007年7月17日 (火)

久々の電脳端末

なんか、ポチッと注文しちゃいました。Psion NETBOOK PRO。 発売当初日本円で17万円ほどしてたWindows CE搭載の端末。いまさらながらですがPDA工房で税込み、送料・代引手数料無料で34,800円で出てたもんで。OSはWindows CE.Net 4.2日本語版を搭載。

http://www.pdakobo.com/exec.exe?html=shop_menu.htm&reh=hontai/NETBOOK.htm

Windows CE端末はシグマリオン3を持っているが、キーボードが小さいのと、進行著しい私の老眼にはディスプレイがやや小さくなってきた。Psion NETBOOK PROの方はフルサイズのキーボード搭載で、液晶画面も大きく、縦解像度も600ある(シグマリオン3は800×480ドット表示)。
こういう携帯端末はリモートデスクトップのクライアントとして使うと非常に便利なんですね。リモートデスクトップクライアントとして使うには横解像度は最低800欲しいところだが、この端末はその点では合格(800×600ドット表示)。CPUは非力でもリモートデスクトップの場合、演算処理を実際に行なっているのはリモートデスクトップサーバーの方でクライアントは単に画面情報だけが表示されるだけなんで、使いようによってはフォトショップや3DCGソフトだってクライアントで操作できます。シグマリオン3に比べると重量も倍ほどになるんだけど、1100グラムだったら旅行に持ち出せないわけではない。WindowsのPC端末とは違って、起動は瞬時になされるので旅先でのちょっとした通信には重宝します。

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2007年7月11日 (水)

プチ機材ネタ

機材ネタが出たので、連続でプチ機材ネタを。マンフロットのビデオ雲台(501や503など)をお使いの方は多いと思いますが、専用スライディングプレートに使うカメラネジを紛失したことはありませんか。私は何度も紛失しています。通常、プレートには細ネジ(1/4インチネジ)、太ネジ(3/8インチネジ)がセットで付属してますが、レンズの三脚座のネジは細ネジがほとんどなので、太い方のネジは使う機会がほとんどありません。で、肝心の細ネジの方をフィールドでなくすことが多いわけです。フィールドでレンズをプレートからはずしたりするからだと言われそうですが、時々はずして、そして草むらなどにぽとりと落とすわけです。すぐ足元に落ちたはずなのにこれが簡単には見つからず、そのままなくした経験が過去何度もあります。何度もなくしているとネジが足らなくなってくるわけで、ネジだけ調達したいと思うのですが、これがなかなか売ってません。このネジはネジ山の下の部分が細くなった脱落防止ネジになっていますが、大阪日本橋のネジの専門店「ナニワネジ」に行っても置いてません。マンフロットの純正品は1本1200円程度の法外な値段がします。海外で他メーカーの流用できそうなネジを探してもやはり10ドル程度の値段です。
そこで、最近調達したのが下記のデジスコドットコムのカメラネジ。1本750円とこれでも十分にお高いのですが、純正品や海外調達品に比べたらまだましです。一応マンフロットのプレートには流用できることを確認して5本まとめて購入しました。
少し前に「ナニワネジ」に行ったときに、このネジを特注できないか聞きましたが、特注は可能だそうです。但し、ある程度のロットが揃わないと非常に高くついてしまいます。ひとりあたり20本注文すると50人で1000本。その程度のロットが集まれば、そこそこの値段で特注できそうな気もしますが、せめて1本300円くらいで手に入らないものですかね。デジスコドットコムさん。こういうものは箱とかパッケージは要らないのでユーザーサービスと割り切って是非原価に近い値段で提供してくださいな。

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欲しいもの

マミヤプレスのレボ雲台(レボルビング雲台)。以前からずっと探しているのだが見つからず、入手できていない。マミヤプレス専用に設計されたもので、マミヤプレスを乗っけると光軸を全くずらさずに縦位置、横位置のカメラローテーションができるというブツである。オークションでもごく稀に出品されることがあるのだが、気づいたときには既にオークション終了というのが過去に3度ほど。全国の中古カメラショップを丹念に回れば見つかるのかもしれないが、このブツのために全国行脚するわけにもゆかない。

現物はこんな感じ。写真はオークションからの借用です(既にオーナーさんではなくなっておられる出品者さん、ゴメンナサイ)。
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なぜこのブツが欲しいかというと、SONYのDSC-R1をデジスコで使うときの縦位置・横位置切り換えに使いたいため。DSC-R1は一眼レフではなく範疇としてはレンズ一体型コンデジの部類に入るのだが、現時点で世にでているコンデジの中では唯一、APS-Cサイズ並の大型撮像素子を備えたカメラであり、写りの方は下手なデジ一眼よりも綺麗に写るとても出来のよいカメラだ。レンズ一体型で5倍ズーム(35ミリ換算24mm~120mm)で、尚且つ、一般的なコンデジに比べてレンズ口径が大きいため、デジスコで使うには超ロングアイレリーフのKOWA VA2と組み合わせることになる。カメラ本体も一般的なデジ一眼並の大きさと重量があり、これに一体型のレンズがつくため、スコープとの接続はユニバーサルマウントシステム等でカメラの三脚座とスコープの三脚座を繋いでしまう必要があるが、こうするとカメラを横位置から縦位置に変えられない。
普段から野鳥撮影では圧倒的に縦位置で撮ることのほうが多いので、なんとか横位置と縦位置とを変えられるようにできないかと思案した挙げ句、目をつけたのがこのレボ雲台だったというわけだ。因みに野鳥撮影で縦位置で撮るのが多いのは、多くの場合、野鳥のとまる草等が地面から縦に伸びているためで、その線を意識して縦位置をとることが多くなる。もう一つの大きな理由は画面を縦に使ったほうが奥行き距離が長くなるのでボケ幅の範囲が画角内で横位置より縦位置の方が大きくなるため。そんな理由で私の場合、撮る写真の半分以上が縦位置なわけです。もちろん、好みの問題というのも大きいのですが。

このレボ雲台はマミヤプレス用の専用設計なのでSONYのR1に使った場合、レボルビング時に若干光軸のずれが生ずると思われるが、プレート等を間に咬ましてリングで構成される円の中心と光軸とを最初に合わせてしまえば、回転による光軸ずれをなくすことができるんじゃないかと思っている。
因みに海外メーカーであるReally Right Stuffからは下記のような製品もでている。こちらはカメラの取付位置をスライディング機構で調整できるようになっているので容易に光軸合わせができ、いろんなカメラに汎用的に使えるが、その分お値段の方も半端ではない。マミヤプレスのレボ雲台は発売当時の標準価格は12000円と結構リーズナブル(といっても今から30年以上も前の標準価格なのだが)な値段だったようだが、オークションでは15000円~20000円程度で取引されている。

http://www.reallyrightstuff.com/CRD/index.html

さて、私の欲しいこのブツ。もしどなたかがお持ちで、使う機会もないから適価で譲ってあげようという方がいらっしゃれば是非お声をおかけください。また、中古カメラショップで見かけたよ、という方も是非お知らせを。

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梅雨末期、そして台風

各地で梅雨末期の大雨の被害が出ている。特に九州方面の大雨の被害は深刻なようだ。昨年もこの時期、長野岡谷地区で大雨の被害があり、高速道路が寸断されるなか、その翌週に信州まで強行遠征に行ったのがつい最近のように思い出される。梅雨の大雨に加えて、台風が北上してきている。これから徐々に進路を東に変えて、週末には日本海側を日本列島に沿って進んでゆくのだろうか。週末の天気は全く期待できそうもない様子となってきたが、台風の影響は再来週まで残るいやな予感までしてきた。通過するものはとっとと通過してほしいものだ。
ありきたりな言い方だが、皆さん今後の雨と土砂災害には十分注意してください。遠方へ行かれる方、山道の走行は本当に注意が必要です。
写真は先日のアカショウビンの出待ちの間に撮影したオオルリ。すぐ近くで繁殖しているのだろう、目の前を何度も通過したり、雌雄で目の前を飛び回ったりしていた。

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雌個体
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以下の2枚は最近では珍しくデジスコで撮ったもの。
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2007年7月10日 (火)

人気のアカショウビン

バーダーの間で人気のある鳥というのもいろいろありますが、アカショウビンの人気というのも流石に相当高いようです。本日たまたまココログフラッシュのカテゴリー「野鳥」でデイリーアクセスランキングを見たら、最近私がアップしたアカショウビンの記事がベスト5のうち、2位、3位、4位と3つもランキングされておりました。Birder誌なんかでも時々やっている人気の野鳥投票でもこの鳥はいつも上位にいますね。おそらくネットで検索にかけられる頻度も相当高いのではないでしょうか。鳥名をわざと伏せ字にしたりすることはしませんが、私のブログを検索しても棲息場所や撮影場所の情報はでてきませんのであしからず。

姿勢をぐっと縮め、このあと飛び出したが、飛び出しはフレームアウト。
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2007年7月 9日 (月)

続・アカショウビン

土曜日に撮影したアカショウビンの続きを。いろんなパーフォーマンスに期待したが、あまり動きのない撮影でした。私の滞在時間は10時間ちょっと。内アカショウビンの撮影に費やした時間は3分~4分。

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アカショウビンは一見、赤(オレンジ)の単色のように見えるが意外な部分に青い色が。これを今回撮りたかったので結果は満足です。
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2007年7月 8日 (日)

アカショウビン

先週、今週と2週続けてアカショウビンの撮影に。先週はほとんどまともなのが撮れずで、今回はリベンジでしたが、あまり工夫の凝らしようのない場所で同じようなカットばかりでした。

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2007年7月 6日 (金)

赤い鳥

レンゲツツジの咲く高原に行った翌日に赴いた山で。早朝5時きっかり、遠くの方で何度か鳴き声がした後、目の前に木の枝に。ご覧のとおり、振り向きでも顔が見えません。右を向いている状態では縦に伸びた枝が完全にかぶっていました。5カットほどレリーズしたところでもう一羽と抱卵交代。その後、8時間経過した午後1時に再度の抱卵交代がありましたが、木にとまったときは生い茂った葉の後ろで全く姿は見えず。さらに数時間待つことはできないので撤収となりました。
完全ボツにしようとした超々証拠写真ですが、恥をしのんでアップします。

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2007年7月 5日 (木)

満開のレンゲツツジとノビタキ

高原を赤く染める満開のレンゲツツジ。ホオアカ、ビンズイ、ウグイス、アオジといった鳥の囀りが高原をこだまするが、この時期のこの場所の主役は何と言ってもノビタキ。

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2007年7月 4日 (水)

ホオアカ

レンゲツツジの咲く高原のノビタキを続けようかと思いましたが、その前に、同じ高原にいたホオアカを。
花咲く高原とあって、関西ではなかなか撮れない赤い花との絡みとなりましたが、囀りの元気さというか、勢いは関西の高原のホオアカの方が勢いがあるように感じます。赤いレンゲツツジはホオアカにはやや派手すぎる感も。これが白いシシウド絡みならば文句はないのですが、残念ながらまだシシウドは咲いてはいません。

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2007年7月 3日 (火)

レンゲツツジと巣立ち雛

2週間前にはまだ莟だった高原のレンゲツツジが、2週間経って満開となっていた。前回訪れた際のブログの記事で満開のレンゲツツジとノビタキの巣立ち雛のセット狙いなら1週間から2週間後と書いたが、そのとおり2週間経って再び高原を訪れた。予定通り、レンゲツツジの咲き乱れる高原には巣立ったばかりのノビタキの雛の姿が。
ノビタキの子作り、子育てはまだまだこれからが本番。ニッコウキスゲが咲き乱れる頃にはもっとたくさんの巣立ち雛が見られるだろう。

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雛は何度見ても可愛い
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どこに回り込んでも空が・・・
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2007年7月 2日 (月)

高原のアオジ

信州の高原で囀るアオジ。その姿は北の大地で囀るシマアオジを彷彿とさせます。
3週間後、本物のシマアオジに会えることに期待を込めて、高原のアオジを1枚アップします。

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