2007年4月25日 (水)
2007年4月24日 (火)
露出に関する覚書
露出に関してのご質問をいただいたので、自分自身の頭の整理も兼ねて露出に関する覚書を。決して解説やアドバイスではなく、あくまでも私自身の頭の整理のための覚書です。わかりきっている方はさらっと読みとばしてください。また、不正確な表現があるかもしれませんが、あくまでも私自身の覚書なのでその点はご容赦いただければ幸いです。
写真の三大要素はピント、露出、構図といわれる。このうち露出は光のコントロールであり、同時に色のコントロールでもある。抽象的にはわかっていることだが、光と色の関係を突き詰めて考えてみるのは頭の整理によいと思う。「光のコントロール」ということだが、ここでいう光とはどの光だろうか。光にそんなにいろいろと種類があるのか、と突っ込まれそうだが、端的にいうなら直射光か反射光かということ。露出を決めるのは直射光の状態がどうなのかであって、被写体が「暗い」か「明るい」かといった感覚的な見た目の明るさは反射光によるもの。直射光の絶対的な光の量は曇天時は曇天時なりに、晴天時は晴天時なりに、その時その時で一定だが反射光は物体によってまちまちとなる。
露出を決めるには直射光の状態を見極めることになるが、見極めかたの手法の一つとして反射光を使って間接的に直射光の状態を見極めようとするから話がややこしくなる。
光のコントロールは同時に色のコントロールと書いたが、そもそも光には様々な色が混ざっている。物体に光が当たると、光の中のある色は吸収され、ある色は反射される。黒く見える物体は光の中の全部の色を吸収するので黒く見え、白く見える物体は光の中の全部の色を反射するから白く見える。赤く見える物体は光線の中の赤い光を反射し、その他の色の光を吸収するから赤く見える。以前はよく海に潜って水中写真を撮っていたが、海のなかは水で満たされており、水は光の中の赤い光線を吸収する性質がある。深く潜れば潜るほど太陽光が通過する水の層は厚くなり、赤い光は何かの物体に到達するまでにどんどん水に吸収される。赤い色の珊瑚(赤い光を反射する性質をもった物体)に光が到達したときには太陽光の中の赤い光の多くが水に吸収されてしまっており、赤い光を反射する珊瑚に太陽光の赤い光がほとんど届かなくなる。赤い珊瑚は赤以外の光を吸収するので結果的に反射すべき赤い光が陸上よりはぐっと減り、黒ずんだ色にしか見えない。海の中の見た目の明るさそのものは十分明るく見えても特定の波長の光が水に吸収されてしまっているため、正しい色再現をするには人工光で光を補う必要がある。このため、水中写真ではストロボが必須となる。
露出を決めるときに知りたいのは直射光の状態がどうなのかということなのだが、カメラ内蔵の反射式露出計の場合は反射光を使って直射光の状態を推し量るということになるので、物体ごとにどんな色の光を反射し、どんな色の光を吸収しているかで全体としてその物体の反射率はこれだけだから逆算すると直射光はこの程度で、反射光で測光した場合は実際の直射光の状態にあった露出に引き戻すにはこれだけの補正が必要、というややこしい話となる。
さてさて、どの程度頭の整理ができただろうか。
2007年4月23日 (月)
2007年4月22日 (日)
2007年4月21日 (土)
2007年4月20日 (金)
遅い昼食
午後3時半をまわってもまだ昼飯も済ませてないということで、いつもならそば屋の出前を注文してしまうところだが、気分転換に先日入手したばかりの中古のコンデジを持って外へ出てみた。
昼食の方は喫茶店のホットドックセットで簡単に済ませ、大阪天満宮の中をぶらぶらと。桜は完全に散り、ドバトと猫がいるだけの閑散とした境内。少し構内の建物の中に入ってみると絵巻風の人形の展示があった。天神祭りのときの行列もこういった光景を模しているんだろうなぁと思いながら薄暗いなかでノーフラッシュの手持ちでガラス越しに何枚か撮影。シャッタースピードが1秒近いのもあったりしてなかなかぶれを抑えられないが、何枚かは見れるものが残っていた。途中でバッテリーが切れてしまったので撮影終了。
展示の順にストーリーになっているのかどうかはよく分からない。写真の順番と展示の順番とは全く異なる。
2007年4月18日 (水)
2007年4月16日 (月)
2007年4月14日 (土)
2007年4月13日 (金)
昨日に続き、今朝もセッカ
昨日に引き続き、今朝も早朝からセッカ撮りにでかけた。オオルリやキビタキといった夏鳥の渡りも気になるところなのだが、毎年この時期はオオルリ、キビタキそっちのけでセッカを撮っている。
今朝もセッカは何度かカラシナにとまったが、カラシナの枝先までじりじりと登ってきて盛んに囀るのはもう少し先になりそうだ。今朝の時点では、カラシナに飛んできてもすぐに下のほうにもぐり込んでしまうケースが多かった。
カラシナとセッカの取り合わせは色も鮮やかで大変魅力的だが、枯れた枝にとまるセッカもまた魅力的である。昨年のことを思い返すと、カラシナの枝先で盛んに囀りだしたころには、逆に枯れた枝での囀りを見かける頻度が少なくなっていたように感じる。そんなこともあって、今年は少し早めからセッカ撮りの始動をし、今のうちに枯れ枝のセッカをたくさん撮っておこうという考えでいる。
2007年4月12日 (木)
2007年4月11日 (水)
2007年4月10日 (火)
2007年4月 8日 (日)
2007年4月 7日 (土)
2007年4月 6日 (金)
春のノビタキ
ノビタキは本州の平地では秋の移動の時期と春の移動の時期の年2回見られる。繁殖地での子育てが終わったあとの秋の移動時期には1ヶ月から1ヵ月半ほどの割と長期間見られるので私を含め、この時期のノビタキを楽しみにしている人も多い。
春のノビタキは、繁殖のために北海道や信州の高原などに向かう途中であり、雄は秋とは違って黒い夏羽に変身している。夏羽のノビタキの雄は「クロノビ」としてとても人気が高い。春の移動では雄が先行して繁殖地に向かい、後からやって来る雌を迎えるという傾向があるようで、春の移動時期にはクロノビのほうが最初はよく見かける。競うように繁殖地を目指すためか春の移動の途中のノビタキを見れる期間は1週間から2週間と非常に短く、この短期間にクロノビに出会える確率はあまり高くはない。ベテランバーダーになると繁殖時期に毎年のように信州や北海道まで行って子作りや子育て中のノビタキを観察、撮影するのでクロノビも当たり前のように見れるが、誰もがそう簡単に遠征できるわけではない。その意味で春のこの時期に移動中のクロノビを見れることはとっても貴重だ。
私が地元で夏羽となったノビタキを春にはじめて見たのはちょうど2年前の4月5日。次男の小学校の入学式の日、午後からもあまりに天気が良かったのでその日は午後の仕事を休みにしてしまい、近くの河川敷にいって黒いノビタキに出合った。それ以来、4月5日は「ノビタキの日」と呼んでおり、仕事の予定はいれないことにしている。この日は是非国民の祝日にしてほしいものだ。
2007年4月 4日 (水)
満1周年を迎えました
皆さん、こんにちは。気まぐれ探険隊Blogは本日をもって満1周年を迎えました。昨年の同じ日、メインサイトである「気まぐれ探険隊ホームページ」のコンテンツのひとつであった「更新履歴と日記」をブログ形式に移植してブログをスタートしてからあっという間の1年でした。当時はまだコメントスパムやトラックバックスパムが各所のブログでもよく散見され、とりわけ、ニフティのココログに関してはスパムフィルターがあまり有効に機能していなかったことから一抹の不安を残しながらのスタートとなりましたが、なんとか1年間やってこれました。これもひとえに普段ご覧いただいている皆さんのお陰です。本当に有り難うございます。アクセス累計は昨日のサーバーメンテナンス直前の段階で約56000アクセスにも及び、たった1年での予想以上のアクセスに私自身が驚いています。これからも見ていて飽きない充実した内容のブログを心がけてゆきますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
近くのフィールドには待ちに待った夏羽のノビタキがやってきました。いよいよ春本番です。
2007年4月 3日 (火)
2007年4月 2日 (月)
カケス
山頂のブナ林。この場所でカケスの人気は相当高いようだ。カケスはまだ見かけたことがないとか撮影したことがないという人が意外と多いが、この場所ではいつも常連さんだ。新緑の時期にはこの場所の緑がまぶしいくらいに綺麗に映える。
土曜日、このカケスを撮影した同じ場所で中学生くらいの少年とそのお父さんに出会った。少年は高倍率ズームデジカメを雲台一体型の三脚に取り付けて一生懸命カケスの撮影をしていたが雲台がスリーウェイのものだったのでファインダーになかなかカケスを導入できなくて苦労しているようだった。小型のものでもビデオ雲台にしたほうが野鳥は導入しやすいとアドバイスしてやった。私が場所を移動するとき、「もう行かれるんですか」と尋ねてきて、「いろいろありがとうございました」と挨拶してくれた。とてもシャイで無口な少年だったが礼儀正しく、非常に気持ちよい少年だった。
最近のコメント