MZ3ネタ
昨年12月1日掲載のMZ3直焦点改造の投稿記事に対するコメント数が膨大になってきたのと、ブログの日付をさかのぼって見るのが大変なのと、二つの理由から、MZ3ネタの記事を新たに書きます。
MZ3直焦点改造に関して知りたい人は、まず昨年12月1日の記事とそれに対するコメントに一通り目を通していただいた上で、今後の新たなコメントや質問、ご意見はこちらの記事に対して行ってください。
さて、本日のネタはAFレンズ枠によるケラレによって発生する周辺減光の解消実験。直焦点化した場合、AFレンズ枠をつけたままだと、枠のケラレによって周辺減光が発生する。周辺減光を解消するにはAFレンズ枠を取り去ってしまえばよいが、その場合はAF用レンズは機能しないので完全マニュアルフォーカスになるのと、再生モードから撮影モードにモード変更したときにシステムエラーが発生する。ここまでは従前の記事やそれに対するコメントで議論しつくされている。
マニュアルフォーカス専用になるのは大して問題ではないが、モード変更時のシステムエラー発生をなんとか回避できないものかとAFレンズ枠によるケラレ発生原因となりそうな部分をヤスリで削り取ってみた。AFレンズ枠からレンズを取り外し、レンズが挟まっていた部分の内径をヤスリで削って限界まで広げてみた。
上記のように加工してAFレンズ枠を取り付け、撮影試験を行ったところ、レンズ枠によるケラレによって生ずる周辺減光は解消した。
では、肝心のモード変更によるシステムエラー発生はしなくなったのか。実のところこれについてはまだよくわからない。というのもAFレンズ枠を元通り取り付けたものの、AFレンズ枠を前後させるモーターの軸の回転に伴って前後すべきAFレンズ枠がうまく動いてくれない。AFレンズ枠はモーターの軸の回転に伴って前後する銅色のプレートが前に行ったときバネで押されて前に押し出され、銅色のプレートが後ろに行くと、プレートに押されて後ろに下がるという仕組みになっているようだが、どうも私のMZ3はAFレンズ枠を支える支柱との摩擦が大きくなってしまっているようでスムーズに動いてくれないようだ。AFレンズ枠が前後にうまく動いてくれないためモード変更時のシステムエラーは未だ解消しておらず、実験本来の目的達成には至っていない。
但し、AFレンズ枠からレンズをはずしてレンズのはまっていた穴をギリギリまでヤスリで削って広げればケラレによる周辺減光は解消することがわかっただけでも、実験の価値はあったように思われる。
こちらの光源は勉強机の蛍光灯。画像右下の影は純粋な影で周辺減光ではない。
上記2枚の写真で使用したレンズは105mm/F2.8マクロ
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