ヤツガシラ
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本年1月以来となる金剛山。
昨年のこの時期、ロープーウェイ下の村営駐車場に至る道路脇の桜の木にウソがやってきて一時間以上にわたり桜の蕾をついばんでいた。今期まだ声しか聞けていないウソをと出かけたが駐車場周辺でウソは発見できず。
当日は月例で行なわれているK氏主催の探鳥会の日と重なっており、山上駅につくと一足先に探鳥会の面々がしゃくなげの道を登って行くのが見えた。少し距離を置いてしゃくなげの道に入り、ウソを探す。途中でアオゲラの声が響きわたる。
探鳥会の面々とは別行動のカメラマンお一人がしゃくなげの道を反対側に下ってきたのでお話を聞くと、ウソはもっと下の方でアカウソ含め4羽がいたとのこと。ご一緒にもときた道を引き返してウソを探すが見つからず。団体さんの探鳥会メンバーがブルドーザーのように通り過ぎたあとではやはり鳥を探すのは不利な条件となる。
ミュージアムまで行って管理人さんより情報を仕入れる。ミュージアム前のキャンプ場周辺でマヒワとキクイタダキがでているというのでマヒワを探す。何羽か飛んでいるのを見かけるが撮影できそうなところになかなかとまらず。一度空抜けの高い木にとまったが遠くて写真にならず。途中、ノスリが上空を飛ぶ。
あまり長居するつもりはなかったので早々に引き上げるべくロープーウェイ乗り場まで行って高台からヤマドリでもいないかと眺めていると前方の木にマヒワがとまる。何枚かシャッターを切ったがましなものはほとんどなし。立ち位置を変えようとしている間に飛ばれてしまった。
4月も後半になると金剛山でも間近でオオルリなどの春の渡り鳥が見れるようになる。大阪城のオオルリも目線レベルで見れるということで人気だが、村営駐車場から見下ろす木々にやってくるオオルリも目線レベルでなかなか面白いし大阪城のようにアホほど人がいないのでこちらのほうがおすすめだ。
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このところ他府県への遠征が続いている。
レンジャク求めて2週連続奈良へ、その翌週は和歌山へ、そして昨日は海鳥求めて三重へ。
なぜか遠征先で待ち合わせをしたわけでもないのにお知り合いとばったりお会いすることが続いている。
越冬中のミヤコドリがそろそろいなくなってまいそうなので、ミヤコドリを撮りに行ったが、到着早々河口の対岸に飛ばれてしまった。河口の反対側の海岸には30羽くらいの群れ。しかしこちらからはかなり遠い。
私より少しだけ遅れて対岸に到着したカメラマンお二人がおもむろに大砲をセッティングして撮影を開始される。結構近そう。
河口の反対側にいる私はただただ指をくわえてみているばかり。
橋を渡って向こうに行こうか。しかし、向こう岸に行ったら飛ばれた後だったり。うーん、どうしよう。対岸のお二人が一線を踏み越えたら飛ぶだろうから、ここでもうちょっと待機しようか。
しかし、飛ぶ気配なし。意を決して車を走らせ河口の反対側に。
いない! ありゃりゃ、さっきまで私がいたほうに戻っているじゃないですか。よくあるパターンですが見事にやられてしまいました。
対岸へ行ってみると、先ほどこちらで近距離から撮影されていたのはお知り合い。その後、午後2時半頃までご一緒させていただく。
ミヤコドリは徐々にばらけて、再び朝一のような大きな群れになることはなかった。残念。
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難しい話をするつもりはないですが、今日は野鳥撮影時のスポット測光についてちょっとだけ書いてみます。
スポット測光は評価測光や中央部重点測光とは本質的に違います。評価測光や中央部重点測光は多かれ少なかれ、カメラの内蔵プログラムで露出を計算するというもので、メーカーごとのプログラムの違いで結果がかなりばらつくが、スポット測光というのは言ってみればカメラ内蔵の純粋な露出計みたいなものなので、光を計る「道具」にすぎません。単にスポット測光ポイントの光の状況を計る道具なので、使い方をよく分かっていないと全然意図した結果になりません。
やっかいなことにメーカーのサイトが誤解をあたえるような説明をしています。
以下に引用するのはパナソニックのサイトにあった撮影テクニックの説明の一つです。スポット測光について説明しています。
『露出オートで撮る場合、測光方式は「スポット測光」に設定しましょう。通常の「評価測光」は、画面全体の明るさから適正露出を計るため、小さな鳥を撮るときなどに肝心の鳥が明るく(または暗く)なりすぎてしまうこともあります。
「スポット測光」は、画面中央に表示されるスポット測光ターゲット上の被写体から露出を決めるため、狙った鳥に最適な露出で撮影できます。』
上記のパナソニックサイトの説明で、スポット測光なら狙った鳥に最適な露出で撮影できると書いてあるのはスポット測光について読者に大きな誤解をあたえます。おそらく筆者がスポット測光を理解していないわけではなく、行間をはしょった説明になっているため、上記の説明だとスポット測光では少なくとも測光ポイントだけはいつも適正露出が得られるような誤った印象をあたえる結果となっています。
スポット測光によるカメラ内蔵の露出計は、あくまでも反射率が18%の被写体をスポット測光した場合にだけ、「露出補正なしに」適正露出になるように設計されているので、測光ポイントの反射率が変われば露出補正なしに適正露出になることはありません。よく例に出されるように、雪のハイライト部分は反射率が極めて高いので、このハイライト部分をスポット測光すればカメラ内蔵露出計は明るすぎると勝手に判断して絞り優先オートの場合、シャッタースピードを速くしてしまいます。結果として、露出補正しないとかなりアンダーになってしまいます。
ここからが本題。野鳥撮影の場合、被写体の野鳥の色は様々なので、野鳥そのものをスポット測光すると野鳥の色(野鳥のどの部分を測光するかによっても色が異なる)によって反射率はまちまちで、どれだけの補正が必要かなんてなかなか判断つきません。
幸いなことに野鳥撮影の場合、たいていは構図の中に何かしら緑の葉っぱなどが入っていることが多いです。透過光で透けた葉っぱなどは例外ですが、そうでない場合、順光の光を受けた緑の葉っぱは、これをスポット測光すると「露出補正なしで」適正露出になります。
緑の葉っぱなどでスポット測光したのち、その露出値(絞りとシャッタースピード)でマニュアル露出にするのは手間がかかって、その間に野鳥が逃げてしまうおそれがあるので、緑の部分を測光したらすかさずAEロックボタンを押します。その際、AEロックはボタンをワンプッシュすると以後ボタンを押し続けなくとも露出が固定され、シャッタレリーズでリセットされる(AEロックが解除される)ように設定しておきます。AEロックボタンが同時にAFロックも兼ねている場合は、設定でボタンの機能をAEロックだけに変えておきます。
こうすると結構機動的に野鳥撮影でスポット測光が使えます。枝止まりの野鳥を見つけたらファインダー内の緑の部分にスポット測候枠を向けてすかさずAEロックボタンをワンプッシュし、AF枠を野鳥に向けてフォーカスを合わせてシャッターを切る。一見めんどくさそうですがやってみれば意外と簡単です。
ついでに言うなら、デジスコ撮影では中央部重点測光で露出補正はマイナス0.7補正がよいとよく言われていますが、この方法だと大きく露出をはずすおそれがあります。
ファインダー枠の中央部が反射率の比較的高い色で占められている場合、カメラは明るすぎると判断してシャッタースピードを必要以上に速くしてしまいます。このままだとアンダーになるのに、さらにマイナス0.7補正するわけですから結果は超アンダーになってしまいます。マイナス0.7補正するのはコンデジに使われる小さな撮像素子のラチチュードが狭いことを考慮したもので、その考え方自体は間違っていませんが、ファインダーの中央部の色分布(言い換えればファインダーの中央部の平均的な光の反射率)を考慮せずにいつも中央部で測光という撮りかたが間違っているのです。
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早いもので、もう3月に入ってしまいました。このところ天気が安定せず、予報も日替わりで目まぐるしく変わります。年度末の引き継ぎ等の雑務で3月もあっと言う間に過ぎ去って行くような気が・・・。
さてさて、先日、ナショナルジオグラフィックの写真コンテスト2006の実施・応募要項が発表になりました。
こちらのコンテストは私が何度か出品しているデジカメフォトギャラリーとは違って、本格的なフォトコンテストです。しかも、なんと今回から世界大会に生まれ変わります。各国で行なわれる国内コンテストの各部門最優秀作計3点が世界大会にエントリーされ世界最優秀作3点が決まるという壮大なスケールです。
世界大会の開催に伴い、国内コンテストの応募締め切りも前倒しされ、例年であれば11月中旬の応募締め切りが、今年は5月末となっています。
参加することに意義があるのオリンピック精神でぜひ参加してみたいと思いますが、レベルの高さはとにかく半端ではないはずです。
皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
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