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2005年3月 2日 (水)

EOS20Da

キャノンから新しく発売されたEOS20Daにはライブビュー機能が備わっている。このカメラは天体撮影用に特化した機能を持たせたカメラであるが、ライブビュー機能もその一つである。クイックリターンミラーをミラーアップさせた状態では、通常、光学ファインダーで実像の確認はできないが、このカメラではミラーアップ状態で、液晶ファインダーにより被写体を5倍または10倍に拡大カラー表示させることができる。これにより、普通のミラーアップ撮影ではできなかったミラーアップ後のマニュアルフォーカスでのピント合わせが可能になる。
天体撮影では長時間露光で、かつ、極めて厳密なフォーカスが要求されるため、天体撮影用の特化機能として搭載されたものである。
このライブビュー機能は野鳥撮影でも使えないものだろうか。デジスコでは35ミリ換算での焦点距離が3000ミリにも及ぶのでミラーショックによる振動が生ずる一眼レフカメラではコリメート法によるデジスコシステムを組むのは極めて非現実的となる。ミラーショックを回避するためにはミラーアップ機能のある一眼レフを使う必要があるが、そうなると光学ファインダーでフォーカスを確認し、ミラーアップさせたあとはファインダーには一切被写体は見えないことになり、野鳥が微妙に動いてもフォーカスの修正は不可能である。
ミラーアップ後も液晶ファインダーで被写体を確認してマニュアルフォーカスでピント微調整ができるということであれば、これまで非現実的と考えられたデジタル一眼でのコリメート法による超望遠撮影も可能性が出てくるのではないか。
長時間のミラーアップはノイズ増加の原因になったり、液晶ファインダーで確認できる画像が5倍または10倍のいずれかで高倍率過ぎること、カメラの内部からの振動源はミラーショックだけに限らないことなどから、直ちにライブビュー機能が野鳥撮影に威力を発揮してくれるとは言い切れないところもあるが、興味深い機能であることは確かである。
これまで使ってきた一眼が銀塩、デジ眼含めて全てニコンであることや、該当のEOS20Daが受注生産品で簡単に店頭で手にとって触れるものではないことから、実際に人柱となって購入に踏み切る可能性はないと思われるが、キャノンユーザーで入手した人がいれば是非使用感を伺いたいものである。

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